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J-GLOBAL ID:201702219870689717   整理番号:17A0802030

ヒト胎児の樹状細胞はアルギナーゼ2を介して出生前のT細胞免疫抑制を促進する

Human fetal dendritic cells promote prenatal T-cell immune suppression through arginase-2
著者 (46件):
資料名:
巻: 546  号: 7660  ページ: 662-666  発行年: 2017年06月29日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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妊娠期間中,発生中のヒト胎児は免疫を刺激する可能性のあるさまざまな分子にさらされており,そうした分子には,母体細胞に由来する半同種異系抗原,摂取した羊水に含まれる物質,食物抗原,そして微生物などがある。しかし,抗原提示細胞をはじめとする胎児の免疫系が,そうした刺激を検知して応答する能力については不明である。特に,効果的な免疫および寛容に非常に重要である樹状細胞については,発生中の胎児ではその特性はほとんど解明されていない。今回我々は,抗原提示細胞の一部は胎児の組織中で見いだすことができ,それらが成体の抗原提示細胞集団と関連していることを示す。成体の樹状細胞と同様,胎児の樹状細胞もリンパ節へと移動してToll様受容体のリガンド結合に応答する。しかし,同種異系抗原に対する応答は成体と胎児とで大きく異なり,胎児の樹状細胞は制御性T細胞の誘導を強く促進して,アルギナーゼ2活性を介してT細胞の腫瘍壊死因子αの産生を抑制する。我々の結果は,発生中の胎児における樹状細胞のこれまで正しく評価されていなかった役割を明らかにするとともに,これらの細胞が妊娠期間の恒常的な免疫抑制応答を調節していることを示している。Copyright Nature Japan KK 2017
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分類 (2件):
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免疫反応一般  ,  発生と分化 

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