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J-GLOBAL ID：201702220051612079   整理番号：17A0015642

果樹園の基本管理と栽培生理 生産阻害要因の解析と今後の重点方向

著者 (1件)： 高辻豊二 (日本園芸農協連)
資料名： 果実日本
巻： 72  号： 1  ページ： 19-26  発行年： 2017年01月15日 
JST資料番号： L0963A  ISSN： 0913-8242  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 過去50年間で温州ミカン果実の成熟期に当たる初秋期(10月)の夏日日数は2~3倍に増加している。この時期の気温上昇は果実品質や貯蔵性の低下要因となる。気候変動に対する当面の対策はあるものの,さらなる効率的・省力的な技術開発が望まれる。また,地温も上昇傾向にあり,休眠期間が短縮している可能性がある。秋肥,春肥の施用時期を見直すことを含め,適応技術の開発を期待する。表年に当たる今年産果実の生産は,極早生温州が当初計画量を下回り裏年であった前年並みとなり,早生温州,普通温州も前年をやや上回る水準にとどまると予測される。その背景を解説する。今年産の価格は数量減を受けて高単価で推移しているが,過去の数量・単価の経年変化をみると,食味品質が向上しているにもかかわらず,数量の多少に大きく影響されており,価格水準はあまり変わっていない。今後のミカン経営の目指す方向を考察する。

シソーラス用語： *温州ミカン ,  生産 ,  *因子 ,  気象 ,  気候変動 ,  価格 ,  果樹 ,  *栽培管理
準シソーラス用語： *阻害要因

分類 (1件)： 果樹  (FC03042G)

タイトルに関連する用語 (5件)： 果樹園 ,  栽培 ,  生理 ,  阻害要因 ,  解析