抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ダイカストによる亜鉛合金製品の製造は広く利用されているが,その構造設計ではASTM規格による試験片で得た材料特性が適用されている。しかしながら,ダイカスト亜鉛合金はサイズに敏感な時効特性を持つために,薄肉部品の設計では正しい材料データが必要である。本研究においては,この観点から,ダイカスト成形した亜鉛合金の機械的性質評価を実施した。供試合金はZDC1,ZDC2,金型合金3種および4種で,1mm厚薄板試験片およびASTM規格引張試験片(6.4mm径)をダイカストで作製した。これらの試験片について1~2週間の自然時効させ,硬さおよび引張試験を行なった。試験片の金属組織観察も実施した。これらの実験から,薄肉ダイカスト材はASTM試験片に較べて高い硬度と引張強さを示すことを明らかにした。