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J-GLOBAL ID:201702220130214073   整理番号:17A0185635

華北平原の田園観測点(Wangdu)におけるOH反応性 OH反応物による寄与と実験的OH収支

OH reactivity at a rural site (Wangdu) in the North China Plain: contributions from OH reactants and experimental OH budget
著者 (30件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 645-661 (WEB ONLY)  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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人口密度が高い華北平原において,2014年に包括的なフィールド実験を実施した。測定点は小都市のWangduに近い植物園に位置し,Wangduには大きな工場はなく,地域的な交通による大気汚染の影響を受ける。大気中のヒドロキシラジカル(OH)の消失速度係数をOH反応性の直接測定により定量した。昼間のOH消失速度係数は10~20s-1である。最大値は夜間遅い時間に生じ,最大値は40s-1である。OH反応物は主として人為的活動に起因し,(1)OH反応性と一酸化炭素間で良い相関を示す(R2=0.33),(2)OH反応性に対する窒素酸化物の高い寄与(午前中で30%)。全OH反応性を,レーザフラッシュ光分解-レーザ誘起蛍光分析計(LP-LIF)により測定した。測定値は,有機化合物,酸化有機化合物,一酸化炭素,窒素酸化物を含む測定された微量気体濃度により説明される。大きく,説明のきかないOH反応性が夜間にのみ観測され,その時点で農業廃棄物のバイオマス燃焼が周囲の農場で行われている。OH反応性測定は化学的なOH収支研究を可能とする。本研究期間に測定されたOH反応性とOH濃度より計算したOH破壊速度は,オゾンと亜硝酸光分解によるOH生成とヒドロペルオキシラジカルからのOH再生の合計量と,誤差の範囲内で,収支がとれている。しかしながら,低濃度の一酸化窒素でのOH生成と比較した高いOH破壊の傾向が観測され,これは中国における以前のフィールド実験での結果と一致する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
気圏環境汚染  ,  光化学反応,ラジカル反応 

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