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J-GLOBAL ID:201702220271918136   整理番号:17A0384115

「技術の評価・体系化・展開」傾斜地のヒノキ林分における2立木樹冠に接触して発生したかかり木のけん引処理-上方伐倒時の引き倒し処理に必要なけん引力の測定と処理方法の比較-

Removing hung-up trees occurring in the crowns of two trees by traction in a steep Chamaecyparis obtusa stand: measurement of the traction force in the felling direction in the case of upward felling and assessment of different removal methods.
著者 (3件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 15-23  発行年: 2017年01月31日 
JST資料番号: L3308A  ISSN: 1342-3134  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ヒノキ林分において上方伐倒の際,残存2立木の樹冠に接触して発生するかかり木について,伐倒方向に引き倒して処理する際に要するけん引力を測定し,かかり木が樹冠を通過する際の接触抵抗力を推定した。かかり木の地上1.2mの位置でけん引した場合に必要な力は平均6.76kNであり,樹冠部を通過する際の接触抵抗力は1.1kNであった。2立木の間隔とけん引力および接触抵抗力との間には明確な関係は見られなかったが,樹冠の重なり率と接触抵抗力との間にはべき乗関係が認められた。2立木の間隔に応じたけん引力および接触抵抗力の上限値の存在が予想された。既報の他の処理方法と比較した結果,2立木樹冠に接触したかかり木の処理に要する力の大きさは,上方伐倒引き倒しが最も大きく,次いで下方伐倒引き倒しと下方伐倒元口移動とが同程度であり,上方伐倒元口移動が最も小さかった。また,人力でロープ等によりけん引して引き倒すもしくは元口を移動させる処理は成功率が低いが,トビや小丸太等を用いて元口を移動しての処理は有効であることが示された。(著者抄録)
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分類 (1件):
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伐木,造材 
引用文献 (11件):
  • 東章弘・穴田生(2013)身体的特徴との関連からみた成人男性の静的綱牽引力の個人差.人間工学49:238~243.
  • 飯干明・福満博隆・末吉靖宏・橋口知・長岡良治・徳田修司(2010)鹿児島大学学生の背筋力の現状について-体力の二極化に着目して-.鹿児島大学教育センター年報7:20~27.
  • 松本武(2010)ヒノキ間伐林分において発生したかかり木が残存立木間を通過する際の接触抵抗力.日林誌92:134~138.
  • 松本武・岩岡正博(2012)傾斜地のヒノキ林分において発生したかかり木の元口移動時の力学的特性.森利誌27:17~23.
  • 森岡昇・近藤稔・オンウォナ アジマン シアウ・今井規子(1994)かかり木における樹冠の接触抵抗力.日林論105:631~632.
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