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J-GLOBAL ID:201702220321949427   整理番号:17A0042115

フィードバックの力:誘電体から強誘電体系へ

The Power of Feedback: From Dielectric to Ferroelectric Systems
著者 (2件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 140-145  発行年: 2016年12月 
JST資料番号: L6832A  ISSN: 1881-8692  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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H.Frohlichにより誘電体理論に導入された二重井戸ポテンシャルモデルを用いて誘電体の属性が説明できる。電荷および/または双極子は二つの方向の間で熱励起されて揺動する。これらの遷移確率は局所場に依存する。非-相互作用二重井戸系の場合にはDebye応答として知られている。双極子密度の増加及び/もしくは増加する双極子モーメントとともに双極子間の相互作用が顕著になる。この相互双極子場が双極子それ自体の局所場を変え,そしてそれらの遷移確率を変化させる。こうした相互作用に関わる2つの近似に本報告は注目した。巨視的近似に関するP.Weissの考え方を採り入れて,平均局所場が分極それ自体によって影響さるものとする。双極子の遷移確率以内におけるこの平均局所場を利用して二次強誘電相遷移にたどりつく分極に関する帰還ループを得ている。またさらに,Curie温度TC近傍の二重ヒステリシスループ第1次遷移,およびさまざまな温度と場に関する感受性について,分極のヒステリシスループを算出している。この二重井戸ポテンシャルの真性非対称性が,強誘電性挙動をリラクサ類似の挙動に変えることを可能にする。微視的近似法の中で,本報告では各双極子の局在場について数値計算している。並列電極間のシステムの中では,この局在場は印加電界およびその他のすべての他の電荷と双極子と,それらの写像の場の総和の重ね合わせとなる。ここでは,この計算の中にすべての双極子場の総和とのフィードバックが繰り込まれる。永久双極子の配向が動的Monte Carlo法を利用して計算される。同時に,サンプル中の誘導双極子を考慮して反復計算する。電極および欠陥位置での領域とスイッチング不能な不感層を計算する。誘電特性に強く依存する試料内部における双極子間の静電相互作用を検討した。とりわけ,双極子-双極子相互作用がひき起こすそれ自体の分極のフィードバックを検討した。
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分類 (1件):
分類
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強誘電体,反強誘電体,強弾性 
引用文献 (23件):
  • H. Fröhlich, Theory of dielectrics: Dielectric constant and dielectric loss, ser. Monographs on the physics and chemistry of materials. Oxford: Oxford University Press, 1958.
  • J. C. Burfoot and G. W. Taylor, Polar Dielectrics and Their Applications. London, UK: McMillan Press, 1979.
  • P. Weiss, “Sur la rationalite des rapports des moments magnetiques moleculaires et le magneton,” Archives des Sciences Physiques et Naturelles, vol. 4, pp. 401-438, 1911.
  • P. Weiss, “Sur la nature du champ moléculaire,” Archives des Sciences Physiques et Naturelles, vol. 37, pp. 201-213, 1914.
  • H. Kliem, M. Kuehn, and B. Martin, “The Weiss field revisited,” Ferroelectrics, vol. 400, pp. 41-51, 2010.
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