抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,福井県の漁業者が実施しているナマコ種苗の放流や漁獲管理によるナマコ資源の安定化を目的として,時期的分布調査と漁獲実態調査を実施した。敦賀湾の5地先15定点において,5,8,11,及び3月にナマコ桁網による分布状況調査を行い,採捕したマナマコの計数と殻重量を測定した。また,小型ナマコの漁獲を防止するナマコ桁網の漁具改良も行った。その結果,敦賀湾におけるナマコ漁場は岸から水深20mの間に形成されていた。漁期の終わりになるにつれて,水揚げ量と1個体あたりの平均殻重量は増加傾向にあったが,1隻・日あたりの水揚げ量は減少傾向にあった。小型ナマコを網内から排出するため桁枠と並行方向に網目が大きくなる長方形型の網地を設けるとともに,網地からナマコが排出されるように海底に網地が接地しないように駆け上がり部を設けた改良網を作製した。