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J-GLOBAL ID:201702220489377327   整理番号:17A1611474

グリーン複合材料を作製するためのリグノセルロース系バイオマスのイオン液体を用いた前処理の検討

Exploring Ionic Liquid Assisted Pretreatment of Lignocellulosic Biomass for Fabrication of Green Composite
著者 (4件):
資料名:
巻: 96  号:ページ: 376-379(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: U1021A  ISSN: 1882-6121  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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イオン液体(IL)前処理は,リグノセルロースを,バイオ複合材料作製用の持続可能な原料である高価値セルロース繊維に転換するための環境に優しい技術として,期待される技術となってきた。この研究では,複合パネルの曲げ特性に及ぼすイオン液体(IL)1エチル-3-メチルイミダゾリウムジエチルホスフェート([emim][dep])による油ヤシの葉(OPF)の前処理の影響を報告した。高い固形分負荷(IL/バイオマス比=1.0)下でOPF繊維のイオン液体前処理を行ない,その後結合材高分子として使用される熱可塑性デンプンを配合した。OPF繊維へのIL前処理の影響を,フーリエ変換赤外分光法を用いて評価した。IL処理された複合パネルは,未処理のものよりも優れた曲げ特性を示すことが判った。IL処理されたOPF粒子から作製した複合材料の曲げ強さは,未処理の複合材料の10MPaから12.75MPaまで増加した。得られた結果は,IL前処理が農業廃棄物を高い価値を持つ工学複合パネルへ転換するための有望で,費用効率が高くかつ優しい方法であることを証明した。この研究は,ILベースの前処理が,バイオ複合材料製造におけるリグノセルロース廃棄物バイオマスの有効利用のためのグリーン技術である可能性を明白に示している。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (4件):
分類 (2件):
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生物燃料及び廃棄物燃料  ,  農業廃棄物処理 
引用文献 (17件):
  • 1) Nagarajan, V.; Mohanty, A. K.; Misra, M., ACS Sustainable Chem. Eng., 1, 325-333 (2013)
  • 2) Mahmood, H.; Moniruzzaman, M.; Yusup, S.; Akil, H. M., Chem. Eng. Trans., 45, 709-714 (2015)
  • 3) Satyanarayana, K. G.;. Arizaga, G. G.; Wypych, F., Prog. Polym. Sci., 34, 982-1021 (2009)
  • 4) Mahmood, H.; Moniruzzaman, M.; Yusup, S.; Akil, H. M., Polym. Compos., (2016) 10.1002/pc.24159
  • 5) Mahmood, H.; Moniruzzaman, M.; Yusup, S.; Akil, H. M., InTech., 117-131 (2017) 10.5772/65796
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