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J-GLOBAL ID:201702220595963359   整理番号:17A1547867

台形体のマウス腹側核におけるニューロン興奮性の発生における株特異的差異【Powered by NICT】

Strain-specific differences in the development of neuronal excitability in the mouse ventral nucleus of the trapezoid body
著者 (6件):
資料名:
巻: 354  ページ: 28-37  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0235C  ISSN: 0378-5955  CODEN: HERED3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,加齢に伴う難聴に対する異なる進行速度を有する二系統のマウス間の台形体(VNTB)の腹側核におけるニューロン興奮性の発達を比較した。CBA/Ca(CBA)マウスとは対照的に,C57BL/6J(C57)株はより若い年齢による聴力損失を受ける,音響過剰曝露から損傷を起こしやすい。内側オリーブ蝸牛(MOC)におけるより高い発火率は大きな音からの保護と関連しており,これらの細胞はVNTBに位置していた。C57マウスにおけるMOCの神経発火の減少は遠心性防護を低下させることによりこの株における聴力損失に寄与することを仮定した。全細胞パッチクランプは,二つの年齢グループの二株からVNTBニューロンの電気的性質を比較した:~P9と~P16で聴覚開始前と後に使用した。聴覚開始VNTBニューロンの前に電気生理学的性質は両系統において同一であったが,聴覚開始後に分岐し始めた。C57マウスの聴覚開始VNTBニューロンはより大きな振幅活動電位を有していたCBAマウスとは対照的に,1週間後,その波形は加齢とともに加速できず,C57VNTBニューロンにおける電位依存性カリウム電流の速い不活性化と一致した。P16でC57VNTBニューロンの低周波数活動電位発火はP28に維持され,この変化は発育遅延ではないことを示唆した。C57VNTBニューロンはCBA菌株の場合よりも低周波数での発火と結論し,還元されたMOC発火を示すC57系のより大きな聴覚損失に寄与する可能性があるという仮説を支持した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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