文献

J-GLOBAL ID：201702220701766397   整理番号：17A0579333

カチオンが貧な極性金属間化合物CsAu_1.4Ga_2.8およびCsAu₂Ga_2.6における層状構造ならびに無秩序なポリアニオンネット

Layered Structures and Disordered Polyanionic Nets in the Cation-Poor Polar Intermetallics CsAu_1.4Ga_2.8 and CsAu₂Ga_2.6

著者 (6件)： SMETANA Volodymyr (Ames Lab., U.S. Dep. Energy) ,  SMETANA Volodymyr (Iowa State Univ., Iowa, USA) ,  STEINBERG Simon (Ames Lab., U.S. Dep. Energy) ,  STEINBERG Simon (Iowa State Univ., Iowa, USA) ,  MUDRING Anja-Verena (Ames Lab., U.S. Dep. Energy) ,  MUDRING Anja-Verena (Iowa State Univ., Iowa, USA)
資料名： Crystal Growth & Design  (Crystal Growth & Design)
巻： 17  号： 2  ページ： 693-700  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： W1323A  ISSN： 1528-7483  CODEN： CGDEFU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Cs-Au-Ga系で,Cs部分が不足している2種の金属間化合物CsAu_1.4Ga_2.8(I)およびCsAu₂Ga_2.6(II)を,これら元素金属の高温加熱により得た。X線回折測定を行い,IとIIの構造および組成との関連を明らかにした。IとIIはともに空間群R<span style=text-decoration:overline>3</span>に帰属され,ポリアニオンの層と,それと交互に交叉するセシウムの六角形のカチオン層の構造をしている。この構造は,Auと後期遷移金属と組み合わされた他のアルカリ金属では初めてである。ポリアニオン部分はAu/Gaの四面体の星型と,Au/Gaの占有サイトが入り混じった無秩序なサイトが特徴であり,無秩序さはIIで最も顕著となる。Iを理想的組成のCsAu_1.4Ga_2.8として,電子帯構造を密度汎関数に基づいた手法により解析し,Fermi準位E_Fでの狭いが深い擬ギャップを明らかにした。

シソーラス用語： *金属間化合物 ,  *金含有合金 ,  三成分系 ,  *セシウム含有合金 ,  *ガリウム合金 ,  層状組織 ,  カチオン ,  X線回折 ,  *バンド構造 ,  空間群 ,  金属結晶 ,  *結晶構造 ,  密度汎関数法 ,  Fermi準位 ,  擬ギャップ ,  極性
準シソーラス用語： ポリアニオン ,  電子帯構造

分類 (3件)： 金属の結晶構造  (BK06000V) ,  その他の金属組織学  (WB01040Y) ,  金属結晶の電子構造  (BM02050C)

タイトルに関連する用語 (6件)： カチオン ,  極性 ,  金属間化合物 ,  層状構造 ,  ポリアニオン ,  ネット