抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的;多剤耐性遺伝子-1(MDR1)における異なる長さのプロモーター断片をクローニングし、乳がん細胞における転写活性を検討し、比較する。方法;PCR増幅技術を用いて、MCF-7/ADR細胞遺伝子組をテンプレートとして、3種類の異なる長さのプロモーター断片をクローニングし、pGL3-basicの起動領域において、一連のレポーター遺伝子ベクターpGL3-MDR1Pnを構築した。pGL3-controlを陽性対照とし、異なる長さのMDR1プロモーターを含むレポーター遺伝子ベクターpGL3-MDR1PnとpRL-TKを一定の割合でMCF-7細胞とアドリアマイシン耐性MCF-7/ADR細胞に共トランスフェクションした。発現したルシフェラーゼの活性を分析することにより、異なる長さのプロモーター断片がこれらの2種類の細胞における転写活性を比較した。結果;制限酵素消化と配列決定により、異なる長さのMDR1プロモーター断片をルシフェラーゼレポーター遺伝子ベクターpGL3-basicに挿入することに成功し、クローンの断片に塩基突然変異がないことを検証した。発現ベクターを細胞にトランスフェクションした後、活性測定結果を示した。MCF-7細胞におけるpGL3-MDR1P1,pGL3-MDR1P2,およびpGL3-MDR1P3の活性は,それぞれ,13.03±2.35%,14.60±3.57%,および10.27±1.89%であった。一方,MCF-7/ADRにおける活性は,それぞれ,(105.26±6.84)%,(59.08±4.95)%および(62.39±5.76)%であった。結論;MDR1プロモーターフラグメントのクローニングに成功し,ルシフェラーゼレポーター遺伝子ベクターpGL3-MDR1Pの構築に成功した。プロモーターの活性分析結果により、長さ約2000 bpのMDR1P1はMCF-7/ADRにおいて比較的高い特異性を持つことが分かった。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】