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J-GLOBAL ID:201702220803705901   整理番号:17A0509584

新規Ru(II)N′NN′型ピンサー錯体: CO2または重炭酸塩のギ酸塩への合成,キャラクタリゼーション,および接触水素化

New Ru(ii) N′NN′-type pincer complexes: synthesis, characterization and the catalytic hydrogenation of CO2 or bicarbonates to formate salts
著者 (5件):
資料名:
巻: 41  号:ページ: 3055-3060  発行年: 2017年 
JST資料番号: H0785A  ISSN: 1144-0546  CODEN: NJCHE5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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アセトニトリル中で2,6-ビス(ベンズイミダゾール-2-イル)-4-ヒドロキシ-ピリジン(L1)または2,6-ビス(ベンズイミダゾール-2-イル)ピリジン(L2)と[RuCl2(p-シメン)]2の反応により,[RuCl(L1)(MeCN)2]Cl(1)と[RuCl(L2)(MeCN)2]Cl(2)錯体を調製した。エタノール中での1当量のPPh3と[Ru(OTf)(L2)(MeCN)2]OTf(3)の処理は,[Ru(L2-1)(MeCN)(PPh3)2]OTf(4)の形成をもたらした。そこで,L2の1つのN-H部分が脱プロトン化してアニオン性配位子(L2-1)を得た。錯体1により,最適化条件下で407の回転数(TON)で34.0%の収率でギ酸ナトリウムを生成し,CO2のギ酸塩への水素化を触媒化できることを見出した。さらに検討した結果,錯体1~4は重炭酸ナトリウムのギ酸ナトリウムへの水素化を効率的に触媒化することができ,触媒活性は4>1>2≒3の順であった。特に,触媒として錯体4を使用した場合,高いTON(1530)で,ギ酸ナトリウムを良好な収率(77%)で得た。本論文の結果により,均質系において塩を形成するためのCO2の効率的な水素化のための硬質N′NN′骨格を有するRu(II)錯体の新規な例を示した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
分類
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白金族元素の錯体  ,  脂肪族カルボン酸・ペルオキシカルボン酸・チオカルボン酸 
物質索引 (11件):
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