文献
J-GLOBAL ID:201702220874178527   整理番号:17A1452133

ST上昇型心筋梗塞後の慢性閉塞性肺疾患の有無による患者における二次元スペックルトラッキング心エコーにより測定した左心室機能および心筋梗塞サイズの比較【Powered by NICT】

Comparison of Left Ventricular Function and Myocardial Infarct Size Determined by 2-Dimensional Speckle Tracking Echocardiography in Patients With and Without Chronic Obstructive Pulmonary Disease After ST-Segment Elevation Myocardial Infarction
著者 (7件):
資料名:
巻: 120  号:ページ: 734-739  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0916B  ISSN: 0002-9149  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者は,急性ST上昇型心筋梗塞(STEMI)後の死亡率のリスクが高い。進行二次元スペックルトラッキング心エコーを用いた梗塞サイズと左心室(LV)収縮機能の観点からCOPDの有無によるSTEMI患者を比較した。STEMI(平均年齢61±12歳,男性76%)患者1,750名のうち,133(7.6%)はCOPDを有していた。経胸壁心エコー検査では,左室駆出分画(LVEF)および壁運動スコア指数を測定した。梗塞サイズは,バイオマーカー(クレアチンキナーゼおよびトロポニンT)を用いて評価した。活性LV心筋変形を反映して,左室の全縦方向歪み(GLS)は二次元スペックルトラッキング心エコー検査で測定したLV収縮機能および梗塞の大きさを推定した。慢性閉塞性肺疾患(COPD STEMI患者は,以前の喫煙者である可能性が高い,有意に高齢であり,COPD無しの患者と比較して悪い腎機能を有していた。クレアチンキナーゼ(1315[613~2181]対1477[682~3047],P=0.106)とトロポニンT(3.3[1.4~7.3]対3.9[1.5~7.8]μg/l,P=0.489)のピークレベルに基づいて梗塞サイズの差はなかった。左心室駆出分画(46% vs 47%, p=0.591)および壁運動スコア指数(1.38[1.25~1.66]対1.38[1.19~1.69],P=0.690)は同等であった。とは対照的に,左室GLSはCOPD( 13.9±3.0% vs 14.7±3.9%, p=0.034)患者と比較してCOPD患者で有意に低下した。結論として,バイオマーカーおよび通常の心エコー法を用いて評価した同等の心筋梗塞サイズと左室収縮期機能にも関わらず,COPD患者はCOPDのない患者よりも高度心エコー検査でより障害され左室GLSを示し,STEMI後の初期段階でより大きな機能障害を示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
呼吸器の疾患  ,  呼吸器疾患の治療一般 

前のページに戻る