抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ファストファッションの台頭等で繊維製品の生産量が増加することで,繊維産業も地球を汚染する産業の1つとされ,資源の節約,環境問題への取組みが課題となっている。そこで,本稿では,まず,繊維製品の有害化学物質における海外の法律/規則と業界の動向として,日本,中国,韓国,米国,欧州等の国別の法規制について紹介し,それらに対するグローバルアパレルの潮流として,1)バングラデシュにおける工場倒壊,工場・労働安全の問題,2)国際環境NGOグリーンピース(繊維加工工場の排水からの重金属や環境ホルモン等の有害化学物質の検出を発表),等を取り上げて,対応と課題について述べた。さらに,課題を解決するためにエコテックス国際共同体が展開する認証や取り組みとして,1)スタンダード100(規格100)における対象製品,規制対象物,製品クラス,訪問監査,認証の仕組み,2)LEATHER STANDARD(レザースタンダード),3)ECO PASSPORT(エコパスポート)における対象製品,認証フロー,4)STeP(ステップ)における化学物質管理,環境パフォーマンス,環境マネジメント,企業の社会的責任,品質管理システム,従業員の安全と衛生,5)MADE IN GREEN(メイドイングリーン),等について紹介した。