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J-GLOBAL ID:201702220995088931   整理番号:17A0668516

奈良県大和高原地域におけるパイプハウスの強風による倒壊被害の実態とその対策

著者 (1件):
資料名:
号: 48  ページ: 18-22  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: Z0147A  ISSN: 2189-4515  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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奈良県では,近年何度か大和高原地域を中心に台風の強風によるパイプハウスの倒壊被害が発生し,適切な対策が普及していないと考えられた。そこで,強風被害の実態に即した対策を提案することを目的として,2015年の台風11号によるパイプハウスの被害実態を調査し,その対策について考察を行った。その結果,パイプハウス骨材に対する今回の強風被害は,研究センターにおける最大瞬間風速が18m/sに達するまでに発生し,約120mmの降雨で土壌が軟弱化し螺旋杭の補強効果が低下したと考えられることから,これを上回る最大瞬間風速や降雨量が予報される場合には,より一層の注意が必要であると思われた。被害を受けたパイプハウスの位置については,パイプハウス群内で傾向を見いだせなかったことや倒壊方向が異なる事例が見られたことから,事前に風向や被害棟を予測することは困難であると思われた。また,被害棟に占める22.2mm径パイプの割合が,大和高原地域169棟に占める割合より大きい傾向があったことや25.4mmおよび31.8mm径パイプは22.2mmに比べて,それぞれ1.3倍,2.8倍の強度があることから,22.2mm径パイプは被害を受けやすいことが明らかになり,新たに新設する際などは,31.8mm,肉厚2.0mmの高強度パイプを用いることが望まれた。また,アーチパイプの軒部を補強するクロスバーやタイバーは,アーチパイプの限界風速を無補強比でそれぞれ約1.4倍,1.2倍に向上させることから,既存のパイプハウスにとって簡易に補強できる方法として極めて有効であることが明らかになった。
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分類 (3件):
分類
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作物栽培施設  ,  自然災害  ,  材料試験 

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