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J-GLOBAL ID：201702221018292656   整理番号：17A0918630

ペニングイオン化を源流とする気相イオン化法

Ionization Methods Originated from Penning Ionization

著者 (1件)： 平岡賢三 (山梨大学クリーンエネルギー研究センター)
資料名： Journal of the Mass Spectrometry Society of Japan  (Journal of the Mass Spectrometry Society of Japan)
巻： 65  号： 3  ページ： 107-113(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0046A  ISSN： 1340-8097  CODEN： JMSJEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Penningイオン化(ペニングイオン化)法は,希ガス元素の励起状態が長い寿命を持つことを利用した気体分子のイオン化法であり,DART等に利用されている。本総説では,著者らが開発を行ってきた,Penningイオン化法に基づく高効率のイオン化法について解説した。一つは,誘電体バリア放電(無声放電)による希ガスの励起であり,小型質量分析計と組合わせることにより,爆薬検出に適用できた。もう一つは,交流コロナ放電によるイオン化法であり,ナノ化された分析系に有用であると思われる。

シソーラス用語： イオン化 ,  *Penningイオン化 ,  希ガス ,  励起状態 ,  質量分析 ,  *無声放電 ,  検出 ,  *コロナ放電 ,  ナノテクノロジー ,  化学 ,  ガス分析
準シソーラス用語： DART【分析】 ,  *誘電体バリア放電 ,  爆薬検出 ,  ナノ化学

分類 (3件)： 質量分析  (CC03013N) ,  分析機器  (CC02020S) ,  気体放電  (BJ03020T)

引用文献 (37件)：

• 1) K. Hiraoka (ed.), “Fundamentals of Mass Spectrometry,” Springer, New York (2013).
• 2) 広岡知彦,朽津耕三,ペニング電子分光法とイオン中和分光法,日本金属学会会報,20, 565 (1981).
• 3) E. G. Jones and A. G. Harrison, Int. J. Mass Spectrom. Ion Phys., 5, 137 (1970).
• 4) M. Tsuchiya and H. Kuwabara, Anal. Chem., 56, 14 (1984).
• 5) D. Faubert, G. J. C. Paul, J. Giroux, and M. L. Bertrand, Int. J. Mass Spectrom. Ion Processes, 124, 69 (1993).

タイトルに関連する用語 (4件)： ペニングイオン化 ,  源流 ,  気相 ,  イオン化