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J-GLOBAL ID：201702221136524520   整理番号：17A0563533

日本語単一化文法による形態素解析と構文解析の融合

Integration of Morphological Analysis and Syntactic Analysis using Japanese Unification Grammar

著者 (1件)： 吉村賢治 (福岡大)
資料名： 福岡大学工学集報  (Fukuoka University Review of Technological Sciences)
号： 98  ページ： 15-21  発行年： 2017年03月21日 
JST資料番号： S0905A  ISSN： 0285-2799  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 従来の日本語文の解析では,入力された文字列を単語の列に変換する形態素解析を行い,出力された単語列に構文解析を施す段階的手法が用いられる。本稿では両段階を1つの枠組の中で処理できる日本語の単一化文法と,そこで用いる素性構造を提案し,解説した。だがこの素性構造は完全ではなく,今後接頭辞による語形成や,名詞が連続した複合語形成について考察し,実用的な素性構造を完成する必要がある。また日本語単一化文法で仮定する書換え規則はチョムスキー標準形であり,構文解析アルゴリズムとしてはCYK法の利用が考えられるが,有限状態トランスデューサを用いた音韻変化の解析アルゴリズムと,構文解析を行うCYK法のアルゴリズムの効率的融合をも検討する必要がある。

シソーラス用語： 日本語 ,  単一化 ,  *形態素解析 ,  *構文分析 ,  *データ構造 ,  有限状態機械 ,  音韻論 ,  句構造文法 ,  計算機アルゴリズム
準シソーラス用語： 解析アルゴリズム ,  語形成 ,  *素性構造 ,  統語論 ,  有限状態変換器

分類 (1件)： 自然語処理  (JE06000L)

タイトルに関連する用語 (6件)： 日本語 ,  単一化 ,  文法 ,  形態素解析 ,  構文解析 ,  融合