SOX7の発現低下は細胞増殖と浸潤を誘導し,口腔扁平上皮癌における予後不良と相関する【Powered by NICT】

Oh Kyu-Young; Hong Kyoung-Ok; Huh Young-Sung; Lee Jae-Il; Hong Seong-Doo

文献

J-GLOBAL ID：201702221178742055 整理番号：17A1439412

SOX7の発現低下は細胞増殖と浸潤を誘導し,口腔扁平上皮癌における予後不良と相関する【Powered by NICT】

Decreased expression of SOX7 induces cell proliferation and invasion and correlates with poor prognosis in oral squamous cell carcinoma

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資料名：
巻： 46 号： 9 ページ： 752-758 発行年： 2017年
JST資料番号： T0195A ISSN： 0904-2512 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

転写因子のSOXファミリーのメンバーである背景:SOX7は多様な癌において腫瘍抑制因子として作用する。SOX7のダウンレギュレーションは進行腫瘍で報告されており,予後不良と相関していた。本研究の目的は,口腔扁平上皮癌(OSCC)細胞における細胞増殖,浸潤,およびコロニー形成に及ぼすSOX7の影響を調べ,OSCC患者の予後指標としてのSOX7蛋白質の有効性を評価した。【方法】口腔扁平上皮癌(OSCC)細胞株はSOX7低分子干渉RNAまたはSOX7ペプチドで処理し,細胞増殖,浸潤,およびコロニー形成に及ぼすそれらの影響は,増殖,in vitro浸潤やクローン原性アッセイにより調べた。OSCCと正常な口腔粘膜組織におけるSOX7蛋白質発現を,免疫組織化学により検討した。OSCC患者のSOX7蛋白質発現と臨床病理学的パラメータとの関連性を統計的に解析した。SCC-4細胞における【結果】SOX7のサイレンシングが細胞増殖と浸潤。SOX7ペプチド処理は細胞増殖,コロニー形成,およびSCC-9とSCC-25細胞の浸潤を阻害した。SOX7蛋白質の発現は正常口腔粘膜組織(P<.001)と比較してOSCC組織で減少した。OSCC患者における負SOX7発現は有意にリンパ節転移陽性(P=.041),進行TNMステージ(P=.024),及び予後不良(P=.017)と関連していた。【結論】これらの結果はSOX7は腫瘍抑制因子としてOSCCにおける細胞増殖,コロニー形成,および浸潤を阻害し,負SOX7発現は口腔扁平上皮癌患者の不良な予後の指標であることを示唆した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

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歯と口腔の腫よう , 抗腫よう薬の基礎研究

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