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J-GLOBAL ID：201702221233039513   整理番号：17A0962352

アルコキシアミン骨格を連結点にもつ両親媒性ブロック共重合体ミセルの感熱応答性

Thermo-Responsive Amphiphilic Block Copolymer Containing an Alkoxyamine Unit between the Hydrophobic and Water-Soluble Blocks

著者 (6件)： 村上大貴 (北九州市立大学大学院国際環境工学専攻) ,  溝口知世 (北九州市立大学大学院国際環境工学専攻) ,  谷口葵 (北九州市立大学大学院国際環境工学専攻) ,  金沢諭史 (北九州市立大学大学院国際環境工学専攻) ,  木下雅貴 (北九州市立大学大学院国際環境工学専攻) ,  秋葉勇 (北九州市立大学大学院国際環境工学専攻)
資料名： 高分子論文集  (Japanese Journal of Polymer Science and Technology)
巻： 74  号： 4  ページ： 278-284(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0122A  ISSN： 0386-2186  CODEN： KBRBA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,異種ブロック鎖間の連結点にアルコキシアミン骨格をもつ両親媒性のポリアクリル酸-b-ポリメタクリル酸メチル(PAA-b-PMMA)を双頭型の開始剤を用いて合成し,PAA-b-PMMAが水中で形成するミセルの感熱応答性について検討を行った.小角X線散乱(SAXS)および動的光散乱(DLS)測定から,PAA-b-PMMAは室温で半径が20nm程度の球状のミセルを形成していることがわかった.一方,このPAA-b-PMMAミセル溶液を90°Cで12時間熱処理を行うと,水に不溶の成分が生成した.SAXS測定から,回転半径7.5nmのポリアクリル酸が分子状分散していることがわかった.また,GPC測定から,水に不溶の成分はPAA-b-PMMAから解離したPMMAであった.ここから,熱処理を行うことによりPAA-b-PMMAの連結点が解離するためにミセルが崩壊し,PMMAが水層から放出されることがわかった.(著者抄録)

シソーラス用語： ポリアクリル酸 ,  ポリメタクリル酸メチル ,  *アミン ,  アルコキシ基 ,  *両親媒性 ,  *ブロック共重合体 ,  *両親媒性高分子 ,  ミセル ,  小角X線散乱 ,  原子移動ラジカル重合 ,  銅触媒 ,  ニトロキシド ,  リビングラジカル重合 ,  重合開始剤 ,  重合触媒 ,  高分子鎖 ,  脂肪族カルボン酸 ,  ビニル化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  オレフィン化合物 ,  カルボン酸エステル
準シソーラス用語： ATRP【重合】 ,  SAXS【散乱】 ,  *アルコキシアミン ,  ニトロキシド媒介重合 ,  *両親媒性ブロック共重合体

著者キーワード (3件)： Thermo-Responsive Polymer Micelle ,  Dynamic Covalent Bond ,  Small-Angle X-ray Scattering

分類 (4件)： 重合触媒,重合開始剤  (CG04070V) ,  重合反応一般  (CG04010H) ,  ミセル  (CB11020N) ,  高分子溶液の物理的性質  (CG02013S)

物質索引 (5件)： PMDETA ,  アクリル酸 ,  メタクリル酸2-(ジメチルアミノ)エチル ,  メタクリル酸メチル ,  2-ブロモ-2-メチルプロパン酸2-メチル-2-[(1-フェニル-2-メチルプロピル)(1-フェニルエトキシ)アミノ]プロピル

引用文献 (21件)：

• 1) L. Zhang and A. Eisenberg, Science, 268, 1728 (1995).
• 2) F. L. Baines, S. P. Armes, N. C. Billingham, and Z. Tuzar, Macromolecules, 29, 8151 (1996).
• 3) M. Yokoyama, T. Okano, Y. Sakurai, S. Fukushima, K. Okamoto, and K. Kataoka, J. Drug Targeting, 7, 171 (1999).
• 4) M. Yokoyama, in “Polymeric Drug Delivery Systems (Drugs and the Pharmaceutical Sciences)”, G. S. Kwon ed., Drugs and the Pharmaceutical Sciences 148, Taylor & Francis, Boca Raton, FL (2005), pp. 533–575.
• 5) Y. Teng, M. E. Morrison, P. Munk, S. E. Webber, and K. Procházka, Macromolecules, 31, 3578 (1998).

タイトルに関連する用語 (6件)： アルコキシアミン ,  骨格 ,  両親媒性ブロック共重合体 ,  ミセル ,  感熱 ,  応答性