抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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システムLSI事業における日系半導体メーカーの混迷要因について,システム連携の側面から革新的なTSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)との比較を通じて考察した。半導体業界では分業化が進み,ファウンドリー事業を営むTSMCが台頭する一方,日系半導体メーカーは低迷している。TSMCがオンラインサービスに象徴される高度で柔軟な工場・企業間のシステム連携を1990年代に実現したのに対し,日系半導体メーカーは,工場毎に仕様の異なるシステムを使用し,垂直統合型デバイスメーカ(IDM)として設計・製造・販売等を一貫しておこない,広範囲で厳格なシステム連携への対応がとれなかった。本稿では,TSMCと日系大手IDMを比較し,システムLSI事業におけるシステム連携の重要性を明らかにした。