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J-GLOBAL ID:201702221294313290   整理番号:17A1613082

製鉄高炉でのバイオマスリグニン適用へ向けた新奇なアプローチ

Novel Approach Towards Biomass Lignin Utilization in Ironmaking Blast Furnace
著者 (6件):
資料名:
巻: 57  号: 10  ページ: 1788-1796(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: F0100A  ISSN: 0915-1559  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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化石燃料CO2放出への高まる関心が,製鉄産業におけるリニューアブルバイオマスの効果的な使用への強い関心を生み出した。バイオマスリグニンは高炉ブリケットのバインダおよび還元剤として使用できる。通常のブリケットは種々の鉄酸化物含有残留物やセメントからなる。本研究においては,セメント(C)を部分的および完全にリグニン(L)で置換し,0~12wt%リグニン(L/C:0,10,25,50および100%)を含むブリケットを製造した。機械的強度を落下試験とタンブラー強度測定に基いて評価した。25%(ブリケット中では3.0wt%)リグニンまでのリグニンによるセメントの部分置換が,高炉用に適切なブリケット強度を有することを示した。より高い置換率(L/C:50および100%)では,ブリケット強度は急激に低下した。適切な機械的強度を有する有するブリケット(L/C:0,10および25%)を,熱重量測定技術(TGA)を用い不活性雰囲気の下で自己還元させた。ブリケットの還元速度はリグニンによるセメントの置換が増加する時に増大した。還元は500~800°Cおよび800~940°Cの2つの主たる段階で生じた。中断還元試験を還元後の圧縮強さを評価するために実施した。全てのブリケットについて,還元温度とリグニン量の上昇が脱水およびリグニンガス化の効果によりブリケットの機械的強度を劣化させた。(翻訳著者抄録)
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引用文献 (29件):
  • 1) K. Kundvist, M. Brämming, J. Riesbeck and A. Wedholm: Chem. Eng. Trans., 45 (2015), 739.
  • 2) R. Robinsson and L. Sundqvist: 3rd Int. Conf. on Science and Technology of Ironmaking, METEC, Düsseldorf, (2003).
  • 3) L. Sundqvist, K. O. Jonsson, H. O. Lampinen and L. E. Eriksson: Committee on Raw Materials-Seminar Proc., International Iron and Steel Institute (IISI), Brussels, (1999).
  • 4) M. Singh and B. Björkman: ISIJ Int., 44 (2004), 482.
  • 5) M. Nakano, M. Naito, K. Higuchi and K. Morimoto: ISIJ Int., 44 (2004), 2079.
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