文献

J-GLOBAL ID：201702221294448761   整理番号：17A0704934

高張力と圧縮強度を有する生分解性血管ステント:固相延伸と形状アニーリング過程を経由するモノフィラメント適用のための新しい戦略【Powered by NICT】

Biodegradable vascular stents with high tensile and compressive strength: a novel strategy for applying monofilaments via solid-state drawing and shaped-annealing processes

著者 (5件)： Im Seung Hyuk (KU-KIST Graduate School of Converging Science and Technology, Korea University, 145 Anam-ro, Seongbuk-gu, Seoul, 02841, Korea. [e-mail]) ,  Kim Chang Yong ,  Jung Youngmee ,  Jang Yangsoo ,  Kim Soo Hyun
資料名： Biomaterials Science  (Biomaterials Science)
巻： 5  号： 3  ページ： 422-431  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2460A  ISSN： 2047-4849  CODEN： BSICCH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリジオキサノン(PDS),およびポリ(フッ化ビニリデン)(PVDF),ポリアミド(PA)から成るようなモノフィラメントは,いろいろな産業で一般に用いられてきた。しかし,ほとんどは非生物分解性であり,多くの生物医学的応用のための好ましくなかった。生分解性高分子は顕著な利点を提供するが,それらはまだ弱い機械的性質,高強度を必要とする生体材料としての使用のための障害であるにより制限されている。生分解性モノフィラメントの現在の限界を克服するために,新しい固相延伸(SSD)プロセスを,本研究でPAとポリ(L-乳酸)(PLLA)モノフィラメントの機械的性質を著しく改善するように設計した。PAとPLLAモノフィラメントは二倍以上増加した引張強さとSSDを用いた高度に還元された厚さを示した。X線回折と走査電子顕微鏡分析では,SSDはα結晶相を促進するが,またPLLAモノフィラメントの表面を平滑化できることを決定した。心血管ステントへの優れた特性を有するSSDモノフィラメントを適用するために,形状アニーリング(SA)法はSSD後のフォローアッププロセスとして設計した。このプロセスを用いて,三タイプの血管ステントのを作製し,SSDモノフィラメントから構成されていた:二重螺旋,単一ばねと二重ばね形状ステント。アニーリング温度が二次処理のためのSSDモノフィラメントの機械的及び物理的性質の損失を最小化するために80°Cで最適化した。全三タイプ血管ステントのISO25539 2に従って試験した。その結果,ばね形状ステントは良好な回収率値と高い圧縮弾性率を有することを確認した。結論として,本研究は同時に引張と圧縮強度の著しく改善された機械的特性を示し,モノフィラメントの生物医学的応用のための可能性を拡張した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 生分解性高分子 ,  *ステント ,  引張強さ ,  *圧縮強さ ,  *固相 ,  X線回折 ,  ポリアミド ,  *微生物分解性 ,  引張 ,  *延伸 ,  最適化 ,  *血管 ,  *焼なまし ,  *単繊維 ,  *機械的性質 ,  *強度 ,  *相 ,  改変
準シソーラス用語： 生体材料 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 高分子固体の物理的性質  (CG02024U) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L)

タイトルに関連する用語 (11件)： 張力 ,  圧縮強度 ,  生分解性 ,  血管 ,  ステント ,  固相 ,  延伸 ,  アニーリング ,  過程 ,  モノフィラメント ,  戦略