抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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物流,ロジスティクス,サプライチェーン(SC)などへの考え方やその理論的背景について歴史的に概観した後,スマートなモビリティシステムについて考察し,ソーシャルロジスティクスやシティロジスティクスの観点から必要となる方策,有用な計算技術について述べた。具体的には,1)主な方策(モーダルシフトやインターモーダル輸送などに代表される発生源を対象とするもの,輸配送の共同化などに代表される貨物車の運用を対象とするもの,ETCを利用したスマートインターチェンジの設置・情報通信技術を利用した都心部流入に対する課金などの輸送基盤整備で対応するもの),2)方策を支える計算技術(配送計画の最適化,交通ネットワークと複数のサプライチェーンを統合したスーパーネットワークモデルとその解析,SCネットワークを考慮したマルチモーダル交通ネットワークの最適設計モデルの構造化と,その最適化の手法)についてである。その上で,上述のモデリング手法には,情報通信技術を活用したスマートで精緻なデータ収集方法の確立が必要になるなどの今後の課題についても言及した。