文献

J-GLOBAL ID：201702221317110937   整理番号：17A0568725

積雪寒冷地におけるコンクリート舗装の設計法に関する一検討

著者 (4件)： 上野千草 (国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所) ,  安倍隆二 (国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所) ,  井谷雅司 (国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所) ,  木村孝司 (国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所)
資料名： 土木学会論文集 E1(舗装工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E1 (Pavement Engineering) (Web))
巻： 72  号： 3  ページ： I_95-I_103(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0106B  ISSN： 2185-6559  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 積雪寒冷地におけるコンクリート舗装の実態調査を行い,損傷状況を把握した.この結果,既存の設計法で施工されたコンクリート舗装は,供用20~40年経過後においても概ね健全な状態を維持していた.ただし,一部の調査区間において,凍上が要因と考えられるコンクリート舗装版のひび割れを確認し,凍上対策における現設計法の課題を抽出した.そこで,凍上の影響を考慮したFEMモデルを作成し,凍上がコンクリート舗装に及ぼす影響について解析を行った.その結果,凍上により路盤面に不陸が生じると,コンクリート舗装版と路盤の間に生じる空間が影響し,舗装寿命が低下する懸念があることが明らかになった.(著者抄録)

シソーラス用語： *コンクリート舗装 ,  構造設計 ,  積雪寒冷地 ,  損傷 ,  *凍上 ,  コンクリートスラブ ,  亀裂 ,  亀裂発生 ,  数値解析 ,  有限要素法 ,  地下空洞
準シソーラス用語： コンクリート舗装版

著者キーワード (4件)： cold snowy region ,  concrete pavement ,  frost heave ,  finite element analysis method

分類 (1件)： セメントコンクリート舗装,剛性舗装  (RC04030G)

引用文献 (15件)：

• 1) 北海道土木技術会舗装研究委員会:北海道舗装史(上),p. 121,pp. 382-384,pp. 407-410,p. 272,1985.
• 2) 北海道開発局:H26 道路現況調書,p. 91,2015.
• 3) 建設図書:舗装,Vol. 46,No. 12,pp. 7-9,2011.
• 4) 小梁川雅:コンクリート舗装の復権,コンクリート舗装新時代,社団法人セメント協会,p. 2,2011.
• 5) 公益社団法人日本道路協会:舗装設計便覧,pp166-182,pp. 156-158,pp. 114-117,p. 70,2006.

タイトルに関連する用語 (3件)： 積雪寒冷地 ,  コンクリート舗装 ,  設計法