文献

J-GLOBAL ID：201702221331175109   整理番号：17A1307595

ワクチン送達のためのリンパ節標的化プラットフォームとしてのシリカナノ粒子

Silica Nanoparticle as a Lymph Node Targeting Platform for Vaccine Delivery

著者 (5件)： AN Myunggi (Wayne State Univ., Michigan, USA) ,  LI Meng (Wayne State Univ., Michigan, USA) ,  XI Jingchao (Wayne State Univ., Michigan, USA) ,  LIU Haipeng (Wayne State Univ., Michigan, USA) ,  LIU Haipeng (Barbara Ann Karmanos Cancer Inst., Michigan, USA)
資料名： ACS Applied Materials & Interfaces  (ACS Applied Materials & Interfaces)
巻： 9  号： 28  ページ： 23466-23475  発行年： 2017年07月19日 
JST資料番号： W2329A  ISSN： 1944-8244  CODEN： AAMICK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ワクチン成分が抗原提示細胞を標的として免疫応答を起こし,副作用は最小化することが望まれている。著者らは固体粒子の負荷能力とバイオミメチック構造の利点を組み合わせたシリカナノ粒子を開発した。APTES官能化した正荷電シリカナノ粒子(SiNP:30nmφ)にtoll様受容体9(TLR-9)アゴニスト:CpG DNAと抗原:オボアルブミン(OVA)を共負荷した。これをマウスに皮下注射すると排液リンパ節の抗原提示細胞に蓄積した。ワクチン負荷したSiNPは液状ワクチンに比べ劇的に増強した抗原提示B細胞とT細胞の応答を誘起し,マウス腫瘍モデルで防御的抗腫瘍免疫を生起した。SiNPワクチンは全身炎症促進性サイトカイン産生を大幅に減少し,脾腫を完全排除したが,これらはこれまでTLR-9アゴニストの全身毒性によるものでその臨床試験への移行を妨げていたものであった。

シソーラス用語： *ナノ粒子 ,  *ワクチン ,  *リンパ節 ,  Toll様受容体 ,  *in vivo実験 ,  *ドラッグデリバリーシステム ,  抗原 ,  卵白アルブミン ,  抗原提示細胞 ,  B細胞 ,  T細胞 ,  DNA結合タンパク質
準シソーラス用語： C57BL/6マウス ,  CpG DNA ,  CpGアイランド ,  *シリカナノ粒子 ,  *標的デリバリー

分類 (4件)： 生物薬剤学(基礎)  (GY01021U) ,  抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A) ,  免疫療法薬・血液製剤の基礎研究  (GW22010D) ,  無機化合物一般及び元素  (CD01010D)

タイトルに関連する用語 (6件)： ワクチン ,  送達 ,  リンパ節 ,  標的化 ,  プラットフォーム ,  シリカナノ粒子