抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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標題連載論文では様々なマイコンにUSB(Universal Serial Bus)機器をつなげられるシンプルCライブラリUsbHLibを紹介している。本論文では,ルネサス系マイコンとしてARM Cortex-A9搭載RZ/A1Hマイコンと,RXマイコンでUSBホスト機能を実現する方法を解説した。まず,SH-2Aマイコンに内蔵されているUSBホストの初期化,パケット転送,ホスト・コントローラ時の応答PID(Packet Identifier)設定,セットアップ・トークン処理,OUT/INトークン処理,コントロール転送,インタラプト転送とバルク転送について解説した。次に,RZマイコンのUSBホストはSH-2Aマイコンと同様にハイ・スピードにも対応し,USBホスト・コントローラがほぼ同じであるのに対し,RXマイコンではフル・スピードのデバイスしか対応していないことを説明した。実際にRZ/A1Hマイコンを搭載したGR-PEACHボードを用い,CPU初期化のコード部及びエンディアンの違いによるFIFO(First-In First-Out)のアドレス部に変更が必要なことを示した。また,RX62Nマイコン基板,RX63Nを搭載したGR-SAKURAボード,RX64Mを搭載したGR-KAEDEボードの基本的な構成がSH-2Aマイコン内蔵のUSBボードと同様であることを説明した。