抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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著者は,量子アニーリングアルゴリズム(QAA)に従来実装されている大域検索よりも,特定の状態のまわりでの(状態空間における)局所探索を行うのに,量子アニーラを使用することがどのように現実的かを述べる。そのようなプロトコルは,単純な量子アニーリングよりも多くの利点を有する。探索された状態間のエネルギー差だけが関係するので,そのような探索を用いることにより,誤った特定の問題の影響を減少させることができる。QAAはシミュレーテッドアニーリング,いまや取って代わられている古典的な数値的手法,の類似形である。従って,著者は,最新の古典的最適化アルゴリズムを利用する方法でアニーラを使用するための二つの方針を開発する。特に,著者は,サブルーチンとして量子探索を使用するポピュレーションアニーリングおよびパラレルテンパリングの類似形を構築するために,使用されうる量子アニーラを,どのように連続的に呼び出すかを示す。ここで与えられた手法は,最適化だけでなく,サンプリングにも適用できる。著者は,これらプロトコルの現実のデバイスにおける実行可能性を調べ,たとえD-Wave Systems Inc.によるフラックス量子ビットベースのアニーラの現在の設計の変更があるとしても,そのようなプロトコルの実装は最小化を要求するということに言及する。著者は,さらに,議論した手法の単純な例を示す量子モンテカルロに基づく原理証明の数値的実験を提供する。(翻訳著者抄録)