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J-GLOBAL ID：201702221384950636   整理番号：17A2004191

高齢患者における認知機能に及ぼす種々の降圧薬基の効果:系統的レビュー【Powered by NICT】

Effects of different antihypertensive medication groups on cognitive function in older patients: A systematic review

著者 (5件)： Stuhec M. (Department for clinical pharmacy, Ormoz psychiatric hospital, Ormoz, Slovenia) ,  Stuhec M. (Faculty of pharmacy, University of Ljubljana, Ljubljana, Slovenia) ,  Keuschler J. (Faculty of pharmacy, University of Ljubljana, Ljubljana, Slovenia) ,  Serra-Mestres J. (Central and North West London NHS Foundation Trust, London, UK) ,  Isetta M. (Central and North West London NHS Foundation Trust, London, UK)
資料名： European Psychiatry  (European Psychiatry)
巻： 46  ページ： 1-15  発行年： 2017年 
JST資料番号： W3175A  ISSN： 0924-9338  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 慢性高血圧は,認知低下のリスク増加と関連していた。高血圧および認知機能低下の間の関連が確立されているが,系統的レビューによって支持された証拠であった。主な目的は,系統的レビューを用いた確立された認知症を伴わない高齢患者における認知に及ぼすそれらの影響に関連する異なる降圧薬群を比較することであった。2017年1月までMedlineおよびEmbaseにおける系統的な調査は,認知症のない高齢患者における認知に対する種々の降圧薬の影響を研究する無作為化対照臨床試験(RCT)を同定した。アンギオテンシンII受容体遮断薬(ARB),アンギオテンシン変換酵素阻害剤(ACE Is),β遮断薬(BB),利尿薬,カルシウムチャンネル遮断薬(CCB)を本レビューに含めた。系統的調査は,358の研究を同定した。31RCTの全文をレビューし,全15RCTのレビューに含めた。ほとんどの研究はARB対プラセボで治療された患者におけるエピソード記憶または他のタイプの降圧薬の向上を報告した。研究は,利尿薬,BB,CCBsを投与した患者における認知の改善を示さなかった。不均一性は,多くの試験で高かった(主に参加者と研究者の盲検)。本レビューでは,ARBは高齢者の認知機能,特にエピソード記憶を向上させることができることを示唆した。ACEIs,利尿薬,BBsとCCBは高齢者の認知機能を改善するようには見えなかったが,ARBとして血圧低下で同様に効果的であった。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 臨床試験 ,  *患者 ,  老人 ,  *システマティックレビュー ,  カルシウム拮抗薬 ,  利尿薬 ,  高血圧症 ,  アンギオテンシン変換酵素阻害剤 ,  アンギオテンシンII ,  *降圧薬 ,  認知症
準シソーラス用語： エピソード記憶 ,  認知障害 ,  *認知機能 ,  *高齢患者 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 老年精神医学と老化 ,  神経学 ,  精神薬理学 ,  神経科学 ,  認知

分類 (2件)： 循環系疾患の薬物療法  (GJ05020M) ,  神経系の疾患  (GN03000O)

タイトルに関連する用語 (4件)： 高齢患者 ,  認知機能 ,  降圧薬 ,  系統的レビュー