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J-GLOBAL ID:201702221449494060   整理番号:17A0578269

酵母Yarrowia lipolyticaにおけるエリスリトール合成に関与する遺伝子の機能的過剰発現

Functional overexpression of genes involved in erythritol synthesis in the yeast Yarrowia lipolytica
著者 (3件):
資料名:
巻: 10  号: Mar  ページ: 10:77 (WEB ONLY)  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: U7022A  ISSN: 1754-6834  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:浸透圧保護物質として微生物で合成される4炭素ポリオール,エリスリトールは数十年間にわたり工業生産されている天然甘味料である。1970年代からエリスリトール生産体として酵母Yarrowia lipolyticが報告されているが,ポリオール代謝経路は全く特性化されていない。酵母におけるエリスリトール合成はペントースリン酸経路(PPP)介在であることが明らかにされている。油質酵母Y.lipolyticaは安価なグリセロールをエリスリトールのような付加価値製品に変換する良好宿主である。グリセロールは多くの産業で廃棄物として大量に生産される再生可能原料である。結果:ペントースリン酸経路(PPP)に関与する4つの遺伝子,トランスケトラーゼ(TKL1)遺伝子YALI0E06479g,トランスアルドラーゼ(TAL1)遺伝子YALI0F15587g,グルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼ(ZWF1)遺伝子YALI0E22649g,6-ホスホグルコン酸デヒドロゲナーゼ(GND1)遺伝子YALI0B15598gを機能的に過剰発現させた。Y.lipolyticaにおけるエリスリトール合成の重要遺伝子はトランスケトラーゼ遺伝子であることを明らかにした。本遺伝子の過剰発現で振盪フラスコ実験(58g/L)におけるエリスリトール合成が2倍に改善された。さらにTKL1の過剰発現は,供給溶存酸素非依存的にエリスリトールの効率的生産を可能とした。低攪拌による5Lバイオリアクターでの発酵では,対照株に比較してエリスリトール生産は70%高かった。結論:エリスリトール合成におけるPPPの重要性とY.lipolyticaによるグリセロールからのエリスリトールの経済的生産の実現可能性を示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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微生物代謝産物の生産  ,  砂糖以外の糖 
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