抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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同一試料布を用いて,複数回数の洗濯によって布にどのような巨視的・微視的ダメージが生じているのかを,布,織糸,繊維のレベルで観察した。綿(平織),綿/ポリエステル混紡布,混紡布(平織),綿(メリヤス)の4種を用いた。KESによる力学的特性,走査電子顕微鏡による布表面の観察を行った。布帛は洗濯によりダメージを受け,織糸の収縮等により剛性が増加し,ごわついた風合を付与した。洗濯回数を増加させると,ダメージが深化して布帛の剛性低下を生じ,柔らかい風合に変化した。これらの傾向は綿メリヤス布>綿平織布>混紡布>ポリエステル布の順になった。柔軟剤の添加は織糸,編糸ともに移動性を向上させ,ダメージを軽減するように作用し,ダメージの軽減は横糸>縦糸となった。柔軟剤の効果が強く表れるのは,綿メリヤス布>綿平織布>混紡布>ポリエステル布の順になった。