抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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フェノール類の化学酸化に基づく繊維集合体のバイオインスパイアードまたは生物工学的着色は近年ますます注目を集めている。繊維プロセスにおける生態学と環境保護への挑戦を克服するために,ドーパ(ジヒドロキシフェニルアラニン)のラッカーゼ媒介in situ酸化による絹織物の染色のための新しいアプローチを本研究で調べた。ラッカーゼであるベンゼンジオールとそれに続く重合の酸化を触媒する強く着色したフェノール重合体を産生することができるという事実を考慮して,ラッカーゼを用いたドーパのin situ酸化に基づいた絹織物の二生物学的着色過程を調べた(i)ドーパによる絹織物の吸着とそれに続くラッカーゼの触媒作用による,(ii)同時ラッカーゼ重合と絹布の着色。ラッカーゼとインキュベーション時間の用量が,シルク織物の色深さと堅牢度を増加させるために評価した。ラッカーゼ用量および反応時間の増加は最終的な色の深さの改善を可能にした。着色絹織物の特性は,UV保護および染色堅牢度によって評価した。最後に,絹繊維とドーパのポリマの結合を,Fourier変換赤外分光法(FT IR)により検証した。一段階プロセスによるラッカーゼ/ドーパで処理した絹織物は16.935のK/S値,4 5レベルの光堅ろう度,と100+のUPFを得た。SEMおよびA FM観察は,ラッカーゼ/ドーパ処理した絹試料の表面は多数の小フレーク,ドーパ分子のメラニン粒子と考えられ,グラフト反応により付着できることを示した。FT-IR分析は,laccase/dopa処理絹織物の表面の官能基はカルボニル基の導入により変化することを示した。XPSの結果は,laccase/dopa処理絹織物の表面の元素組成は経口メラニンに類似していることを示した。染色法は,また,織物染色と仕上工程における他のタイプの繊維の処理に拡張することができた。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】