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J-GLOBAL ID：201702221710579027   整理番号：17A0763427

超疎水性表面上の液滴拡散 ピン止めされた接触線および曲げ液体表面

Drop spreading on a superhydrophobic surface: pinned contact line and bending liquid surface

著者 (4件)： Wang Yanbin (Department of Mechanical Engineering, University of Maryland, College Park, MD 20742, USA. [e-mail]) ,  Andrews Joseph Eugene ,  Hu Liangbing ,  Das Siddhartha
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 22  ページ： 14442-14452  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,著者等は超疎水性(SH)表面上の液滴の拡散を調べるために,分子動力学(MD)シミュレーションを用いた。SH表面はナノピラーで構成され,ナノピラー表面上のでCassie-Baxter(CB)状態にある間に液滴は拡散した。最も顕著なことに,非SH表面上の拡散とは異なり,著者等はSH表面上の拡散は三相接触線(TPCL)の動きにより支配されないことを観察した。むしろ,TPCLはナノピラーの端部にピン止めされたままであり,(このピン止めされたTPCLの)液体表面あるいは液体-蒸気界面が下に曲がってTPCLに隣接する固体を濡らすことにより拡散を確かなものにした。このような曲げは,瞬間的な局所接触角の前進する一時的な増加を実際に強制して,最終的に180°以上にした。これは,拡散がTPCL運動により影響される,局部的な接触角が常に時間と共に減少する古典的な拡散動力学とは著しく対照的であった。著者等は,ナノピラーを支持する固体の濡れ性が大きく異なるシミュレーションを実行した。しかし,この曲げ駆動の拡散の原則は,常に観察された。実際,SH表面上の液滴の横揺れに関するある最近の実験的研究から,全く同一の液体表面曲げ駆動の液滴運動が明らかになっており,液滴サイズ(例えば,ナノスケールあるいはミリメートル)あるいは液滴運動の性質(拡散あるいは横揺れ)に関係なく,著者等は推論することができ,SH表面上のCB状態の液滴の動きは,TPCLの動きではなく,液体表面の曲がりにより普遍的に駆動された。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *疎水性 ,  表面性状 ,  *液滴 ,  *拡散 ,  ピン止め ,  分子動力学 ,  計算機シミュレーション ,  ナノ構造 ,  格子模型 ,  気液界面 ,  *濡れ ,  接触角 ,  横揺れ
準シソーラス用語： Baxter模型 ,  接触線 ,  ナノピラー ,  分子動力学シミュレーション

分類 (2件)： 固-液界面  (CB12050B) ,  膜流,液滴,気泡,キャビテーション  (BC02070U)

タイトルに関連する用語 (7件)： 疎水性 ,  液滴 ,  拡散 ,  ピン止め ,  接触線 ,  曲げ ,  体表面