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J-GLOBAL ID:201702221820576992   整理番号:17A1378863

タングステンほう化物ナノ粒子へのヒト肺胞上皮細胞の毒性遺伝学応答【Powered by NICT】

Toxicogenomic responses of human alveolar epithelial cells to tungsten boride nanoparticles
著者 (7件):
資料名:
巻: 273  ページ: 257-265  発行年: 2017年 
JST資料番号: H0058B  ISSN: 0009-2797  CODEN: CBINA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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近年,遺伝子発現のマイクロアレイ分析は生物学的システムに対する薬物および他の化学物質の毒性を調べるための必然的なツールとなっている。したがって,トキシコゲノミクスは癌,免疫疾患,環境応答,遺伝子-遺伝子相互作用と化学毒性を含む細胞経路と機構を探索するための実りある領域と考えられている。本研究では,ヒト肺胞上皮細胞(HPAEpiC)の遺伝子発現プロファイリングに及ぼすタングステンほう化物NPsの毒性効果を検討した。この目的と一致して,ホウ化タングステン(WBとW_2Bの混合物)ナノ粒子の単結晶をゾーン融解法により合成し,X線結晶学(XRD),透過型電子顕微鏡(TEM),走査電子顕微鏡(SEM)及びエネルギー分散X線分光(EDX)法を用いて特性化した。細胞生存率と細胞毒性は3-(4,5-ジメチル-チアゾール-2-イル)2,5-ジフェニルテトラゾールイウムブロミド(MTT),ニュートラルレッド(NR)および乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)放出試験によって決定した。全ゲノムマイクロアレイ発現解析はHPAEpiC細胞培養の遺伝子発現に及ぼすWBとW_2B NP混合物の効果を見出すために実施した。40,000遺伝子プローブの123はWB/W2B NP曝露のための発現プロファイルを特性化するために割り当てた。結果によれば70遺伝子がアップレギュレートされ,53遺伝子はダウンレギュレーションされた(>2倍変化)。更なる研究のために,これらの遺伝子は機能的に遺伝子オントロジー(GO)解析とDAVID(データベースAnnotation,Visualization and Integrated Discovery)を用いて分類した。本研究から得られたデータに照らして,WB/W2B NPsの混合物は,サイトカイン/ケモカイン代謝,血管新生に影響し,様々な遺伝子を活性化することにより移動/浸潤を防ぐことができると結論することができた。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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動物に対する影響  ,  毒性学一般  ,  遺伝子発現 

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