抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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原子力発電所で発生する使用済み燃料を貯蔵および輸送する金属キャスクは,本体胴,中性子遮へい材および外筒から構成される。当社ではこれまで鍛鋼製の本体胴は,「胴体」と「底板」を個別に鍛造し,これらを継手溶接することでコップ型容器として製作されてきた。この度,本体胴の製造コスト低減,工期短縮及び更なる信頼性向上を目的に,胴体と底板を一体鍛鋼化し,溶接線の無い「底板一体型キャスク鍛鋼胴」の製造技術を開発した。実機サイズの試作体を製造し製品の均一性を確認するとともに,得られた機械的性質は,使用済燃料貯蔵施設規格金属キャスク構造規格(JSME S FA1-2007)を満足する結果が得られた。本稿では,底板一体型キャスク鍛鋼胴の製造技術と得られた諸特性について報告する。(著者抄録)