複数のウェイポイントを通過する最適ステアリング計算法

Sakuma Shun; Naruse Toshihiro

文献

J-GLOBAL ID：201702221861341453 整理番号：17A0088588

複数のウェイポイントを通過する最適ステアリング計算法

The Optimal Steering Calculation Method of Passing through Several Waypoints

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著者 (2件)： ,
資料名：
巻： 23 ページ： 223-230(J-STAGE) 発行年： 2016年
JST資料番号： G0242B ISSN： 1880-3717 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

著者らは,以前の研究で等しい時間代替ステアリングを用いたシンプルなジグザグ操縦によって船の軌道の解析的解を作成した。本研究では,1)舵角が船尾中央に復帰した後も横偏差が残っていること,2)T(ステアリングに対する安定性およびステアリングに応答する際の速さ)の値が大きくなるほど,最大横方向のずれがより遅くなる,ことを見出した。これらの事実は,単純なステアリングによっても船の軌道を予測することは困難であることを示している。その結果,いくつかの中間点を通過する操縦を探索することはより困難である。この報告では,一定速度の線形理論によって複数のウェイポイントを通過するための最適なステアリングを計算する方法について説明した。ステアリング関数は,すべてのウェイポイントを通過する制限の下での変動の計算によって固定された係数を有するフーリエサイン系列として表される。例として,フリゲートとコンテナは,3つのウェイポイントで表される目標コースと共に分析され,この分析結果から,船の長さとNomotoの操縦品質指数は,ウェイポイントを通過する能力と目標コースからの横方向偏差の両方に強い影響を与えることが示されている。(翻訳著者抄録)

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航海と実務

引用文献 (8件)：

1) Sakuma, S. ,Naruse, T. : Ship Response by Zigzag Maneuver with Equal Time-Alternative Steering [in Japanese], Journal of the Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers, Vol.22, pp.113-117,December 2015.
2) Nomoto, K. : Manoeuvrability of ships [in Japanese], The symposium of Manoeuvrability, pp.8-22, Zousen kiokai Japan, June 25^th-26^th,1964.
3) Nishimura,T., Ishibashi, A. ,Kobayashi, H., : A Study on Ship Handling characteristics toward Position Control of Unstable Ships [in Japanese], The Journal of Japan Institute of Navigation, No.111,pp.55-62,Septenber 25^th ,2004.
4) A.Coraddu,G.Dubbioso,S.Mauro,M.Viavini : Analysis of twin screw ships’ asymmetric propeller behavior by means of free running model tests, Ocean Engineering, No.68,pp.47-64,2013.
5) Yasukawa,H. : Simulations of Ship Maneuvering in Waves : 2^nd report: zig-zag and stopping maneuvers [in Japanese], Journal of the Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers, Vol.7, pp.163-170.,June, 2008.

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