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J-GLOBAL ID:201702221966013716   整理番号:17A0359889

東北地方の牡鹿半島におけるエゾアワビ幼体(Haliotis discus hannai)の再生産密度に及ぼす2011年の地震及び津波で起こった大型海藻類の分布拡大の影響

Effects of macroalgal expansion triggered by the 2011 earthquake and tsunami on recruitment density of juvenile abalone Haliotis discus hannai at Oshika Peninsula, northeastern Japan
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資料名:
巻: 26  号:ページ: 141-154  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: W1562A  ISSN: 1054-6006  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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岩礁域の生態系に繁茂するエゾアワビ幼体(Haliotis discus hannai)の再生産過程に及ぼす2011年の大地震及び巨大津波の影響を東北地方の牡鹿半島で調べた。地震と津波の発生以前では,2007~2010年級群のエゾアワビが成長とともに,甲殻質のサンゴモの海域(CCA)から芝生状海藻の場(AT)を経て藻場(KB)への生息地のシフトを示した。アワビの生息地のシフトは摂餌行動の個体発生的な変化に関連した移動で生じた。地震と津波の直後に大きく減少したCCAに生息するアワビ幼体(2010年級群)とキタムラサキウニ(Mesocentrotus nudus)の生息密度は,震災の壊滅的な撹乱により主として影響を受けた。その後,おそらく主要な植食動物であるキタムラサキウニの大規模な除去の結果,大型藻類の幼体の過去に記録のない再生産が震災後にCCAで観察された。その後,KBとATは以前のCCAの海域に広がった。津波後の0歳のアワビ幼体(2011~2013年級群)の低密度が続いた主因は,泥やシルトの堆積によるCCAの生息地の制限,KBとATの拡大,及び(または)津波の直接的な撹乱に起因するアワビ繁殖成体の密度減少と考えられた。本研究の結果は,エゾアワビ幼体の生息地のシフトを可能とする多様な藻類群集を維持することが再生産成功の必須の要因であることを示している。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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魚類以外の水産動物  ,  異種生物間相互作用 
引用文献 (36件):

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