エストロゲン受容体α活性化はその細胞表面局在を促進し,卵巣摘出ラットにおける心筋酸化還元状態を改善する【Powered by NICT】

Steagall Rebecca J.; Yao Fanrong; Shaikh Saame Raza; Abdel-Rahman Abdel A.

文献

J-GLOBAL ID：201702222032229045 整理番号：17A1209303

エストロゲン受容体α活性化はその細胞表面局在を促進し,卵巣摘出ラットにおける心筋酸化還元状態を改善する【Powered by NICT】

Estrogen receptor α activation enhances its cell surface localization and improves myocardial redox status in ovariectomized rats

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資料名：
巻： 182 ページ： 41-49 発行年： 2017年
JST資料番号： B0699B ISSN： 0024-3205 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

酸化ストレスの急性エストロゲン(E_2)媒介緩和におけるエストロゲン受容体(ER)サブタイプの細胞内輸送の役割についてはほとんど知られていない。心臓筋細胞膜へのERα移動は細胞の酸化還元状態の急性E_2依存性改善を仲介するという仮説を検証した。細胞内エストロゲン受容体(ER)α,ERβおよびG蛋白質共役エストロゲン受容体(GPER)の心筋分布は発情前期偽手術(SO)と免疫蛍光およびウェスタンブロット法により,E_2(1μg/kg)または選択的ERα(PPT),ERβ(DPN)またはGPER(G1)アゴニスト(10μg/kg)で急性処理した,卵巣切除(OVX)ラットで検討した。心筋抗酸化/酸化還元状態を評価するためのROS及びマロンジアルデヒド(MDA)濃度,カタラーゼとスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)活性を測定した。SOと比較して,OVXラットは,より高い心筋ROSとMDAレベルを示した,カタラーゼ及びSOD活性,減少したERαを減少させ,ERβとGPER,心筋細胞膜での局在化を増強した。急性E_2またはERβ(DPN)またはGPER(G1)ではなく,ERα(PPT)作動薬はOVXラットにおいてこれらの応答を逆転させ,心筋細胞膜でより高いERα/ERβとERα/GPER比をもたらした。PPTまたはDPNは心筋Aktリン酸化を増強した。は心筋細胞細胞膜でERαの選択的凝集はERαに依存し,OVXラットにおける心筋カタラーゼ及びSOD活性の増強を介して,少なくとも部分的には,酸化ストレスにおけるE_2仲介減少の基礎をなすことの最初の証拠を提示した。所見は閉経後女性におけるE_2枯渇後の心筋酸化還元状態を回復するための有望な治療薬としてERα作動薬を強調した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

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循環系の基礎医学 , 性ホルモン

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