文献
J-GLOBAL ID:201702222294571377   整理番号:17A0185630

Brewer分光光度計ネットワーク,その他のネットワーク,衛星観測による北半球における火山性二酸化硫黄プルームの検出

Detecting volcanic sulfur dioxide plumes in the Northern Hemisphere using the Brewer spectrophotometers, other networks, and satellite observations
著者 (35件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 551-574 (WEB ONLY)  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究は,火山性の二酸化硫黄プルーム検出に地上と衛星ネットワークに加え,既存のBrewerネットワーク使用の適切性を試験した。北半球における最近10年間に生じた大規模火山噴火は,プルームの下に位置するBrewer分光光度計による正のカラム二酸化硫黄信号検知がなされていることが知られている。噴火の数日後,Brewer分光光度計は有意に高いカラム二酸化硫黄の検出をしており,32のBrewer観測所で計算された火山噴火以前の10日間のベースライン平均値は0DU,σ=0.46に近い数値と比べて平均2DUを超える値である。地上と衛星による独立した測定と理論的計算での相互比較は,火山噴火プルームを検出するためのBrewerネットワークの能力を裏付ける。例えば,Kasatochi噴火のケースにおいて,OMI(オゾン監視装置)とGOME-2(全球オゾン監視実験-2)による二酸化硫黄衛星データとの比較は,Brewerネットワークデータと上空通過衛星データ間の統計的に有意な一致を示す。残念なことに,衛星データが少ないために,Eyjafjallajokull,Bardarbunga,Nabro噴火後のBrewerと他の地上ネットワークにおいて見られた有意な正の展開は上空通過衛星からのデータにより統計的には確定できなかった。MACCによるモデル試験(大気組成と気候のモニタリング)計画は,アイスランドのBardarbunga火山噴火後のヨーロッパ上空における二酸化硫黄の大幅な増加はローカル汚染源や船舶による排出によるものではなく,火山噴火と明確にリンクしていることを示す。Bardarbunga火山噴火に続くヨーロッパにおける二酸化硫黄正の展開は,自由対流圏から地上への降下に対して他のネットワークによりトレースされていた(エアベース(欧州大気質データベース)とEARLINET(欧州エアロゾル研究ライダネットワーク)。Brewerデータと他のネットワーク,衛星によるデータを組み合わせることにより,流跡線解析やモデル化により補助された有効なツールが,将来の噴火に対して地上レベルと航空路における高い二酸化硫黄濃度を予測するために使用可能とするものを生み出すことができると提案する。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
自然災害  ,  気圏環境汚染 

前のページに戻る