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J-GLOBAL ID:201702222304217006   整理番号:17A1171192

はさみ型イリジウムヒドリド(~ tBuPCP)IrH(Cl)との相互作用による酸および塩基にIrCl結合の温和な活性化【Powered by NICT】

Mild activation of IrCl bond upon the interaction of pincer iridium hydride ( tBuPCP)IrH(Cl) with acids and bases
著者 (9件):
資料名:
巻: 827  ページ: 86-95  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0412C  ISSN: 0022-328X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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(~ tBuPCP)IrH(Cl)(1)への窒素塩基(CH_3CN,PhCNと2 ヒドロキシメチルピリジン(HMPy))の配位は,可変温度NMR,IR,UV-vis分光法DFT/M06計算法を組合せて検討した。1の水素結合とアルコールとの(~ tBuPCP)IrH(Cl)(CO)についても検討した。室温で複合体(~ tBuPCP)IrH(Cl)(PhCN)(2)の生成定数K_は複合体(~ tBuPCP)IrH(Cl)(CH_3CN)(3)(6.7×10~2および1.9×10~2L mol~ 1それぞれ)より3.5倍高かった。可変温度の定量的解析ではUV-visスペクトルは,2 3及びΔH°= 5.8kcal/mol~ 1およびΔS°= 7.1cal mol~ 1K~ 1のΔH°=7.0kcal/mol~ 1及びΔS0=13.7cal mol~ 1K~ 1が得られた。2-ヒドロキシメチルピリジン複合体1への比較的弱い結合は二種の異性体が得られ,室温で28と18L mol~ 1の生成定数K(4a)及びK(4b)を用いた水素化物(4a)とtransへのアレーン環(4b)にHMPy配位子transであった。可変温度測定は,ΔH°(4a)=12.3kcal/mol~ 1,ΔS°(4a)=35.5cal mol~ 1K~ 1及びΔH°(4b)=11.7kcal/mol~ 1,ΔS°(4b)=34.5cal mol~ 1K~ 1を与えた。(~tBuPCP)IrH(Cl)(L)のDFT計算は,L=RCN,ヒドリド配位子に対してtransピリジン類の優先的配位を確認したが,IrH結合特性の変化を示さなかった。代わりに,IrCl結合の伸びはIrL結合の強度と相関することを明らかにした。ピンサー配位子のアレーン環へのL配位transを持つ二異性体はわずかに低い安定性(DFT計算によると≦2.8kcal/mol~ 1),ピリジンに対してのみ観察された。1とその(~tBuPCP)IrH(Cl)(L)誘導体では,塩化物配位子は溶液または固体状態でCl...HX水素結合を形成するプロトン受容部位として働くことができた。これらの相互作用はさらにIrCl結合を活性化する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (5件):
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遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  ,  有機第4族・有機第5族元素化合物  ,  分子の立体配置・配座  ,  白金族元素の錯体  ,  第4族,第5族元素の錯体 
物質索引 (1件):
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