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J-GLOBAL ID:201702222343900944   整理番号:17A0763549

NaGd(MoO4)2:Yb3+/Er3+ナノ蛍光体におけるアップコンバージョンルミネセンスを向上させるための新規アニオンドーピング法

A novel anion doping strategy to enhance upconversion luminescence in NaGd(MoO4)2:Yb3+/Er3+ nanophosphors
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資料名:
巻: 19  号: 24  ページ: 15693-15700  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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著者らは,アップコンバージョンナノ蛍光体のアップコンバージョンルミネセンスを向上させるための新規かつ効率的なF-アニオンドーピング法を提案した。種々のF-含有量をドープしたNaGd(MoO4)2:Yb3+/Er3+ナノ蛍光体を水熱合成した。X線回折データから得られたRietveld精密化の結果から,Gd-O結合長が減少し,O-Gd-O結合角がF-含有量の増加とともに変化し,ドーパントランタニド部位の局所結晶場強度が増大した。Judd-Ofelt分析から,F-ドープのNaGd(MoO4)2:Yb3+/Er3+ナノ蛍光体における4S3/2準位の計算された放射量子効率と4S3/24I15/2遷移の放射分岐比は,アニオンを含まない試料のものであった。アニオンドーピングは,発光動力学に基づく非放射遷移確率を減少させるのに役立つと推測される。Rietveld精密化の結果とJudd-Ofelt解析から,格子間F-アニオンのドーピングにより,奇数パリティで局部的な電界強度を高め,ランタニド活性化剤イオンの部位対称性を変更し,放射遷移を高め,非放射遷移を抑制することを同時に確認した。NaGd(MoO4)2:Yb3+/Er3+/F-ナノ蛍光体では,F-アニオンを含まないものと比較して,最大発光強度の最大17倍の増強が認められた。提案したF-アニオンドーピング法により,アップコンバージョンルミネセンス効率を高めるための代替アプローチを提供し,他の無機アップコンバージョンナノマテリアルに拡張することができた。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (1件):
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無機化合物のルミネセンス 
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