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J-GLOBAL ID：201702222360502262   整理番号：17A0678582

ポリチオフェン誘導体の光分解機構:一重項酸素の役割の再検討

Mechanisms of photo-induced degradation of polythiophene derivatives: re-examination of the role of singlet oxygen

著者 (2件)： OHTA Hiroki (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  KOIZUMI Hitoshi (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN)
資料名： Polymer Bulletin  (Polymer Bulletin)
巻： 74  号： 6  ページ： 2319-2330  発行年： 2017年06月 
JST資料番号： H0465B  ISSN： 0170-0839  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 有機電界効果トランジスタ(OFET)およびOSC(有機太陽電池)分野で,ポリ(3-アルキルチオフェン)(P3AT)は最も一般的な重合体である。OSCのように光に曝される用途では光誘起劣化の機構を理解することが重要であるが,その研究はあまりなされていない。P3ATの光増感によって生成した一重項酸素(¹O₂),および光分解的ならびに熱的に生成したヒドロキシラジカルの反応は主要な機構として提案した。ここではポリ(3-ヘキシルチオフェン)(P3HT)およびポリ(3-ヘキシルオキシチオフェン)(P3HOT)の,光誘起分解により¹O₂の役割を調査した。結果は¹O₂がP3HTおよびP3HOTの分解にかなりの役割を有することを示した。¹O₂はP3HTの光照射によりπ共役の減少をもたらした。また光照射および¹O₂の影響に及ぼすP3HTとP3OHTの違いは,それらのイオン化ポテンシャルの違いによるもと考えた。

シソーラス用語： *ポリチオフェン類 ,  *光分解 ,  *一重項酸素 ,  FET【トランジスタ】 ,  太陽電池 ,  ポリアルキルチオフェン ,  光増感反応 ,  ヒドロキシルラジカル ,  ポリヘキシルチオフェン ,  光照射 ,  イオン化ポテンシャル ,  π共役 ,  光誘起 ,  有機太陽電池
準シソーラス用語： P3AT ,  P3HT【重合体】 ,  ヒドロキシラジカル ,  光増感 ,  有機電界効果トランジスタ

分類 (1件)： その他の高分子材料  (YH07150C)

タイトルに関連する用語 (4件)： チオフェン誘導体 ,  光分解 ,  一重項酸素 ,  役割