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J-GLOBAL ID:201702222484058385   整理番号:17A1210617

海洋プランクトン種Dunaliella tertiolectaとArtemia franciscanaへの表面帯電ポリスチレンnanoplasticsの長期毒性【Powered by NICT】

Long-term toxicity of surface-charged polystyrene nanoplastics to marine planktonic species Dunaliella tertiolecta and Artemia franciscana
著者 (9件):
資料名:
巻: 189  ページ: 159-169  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0823B  ISSN: 0166-445X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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プラスチック汚染は海洋生態系にとって重要な課題として世界的に認められているし,nanoplasticsはこの脅威の大きさを理解するために最近研究されていない地域の一つを構成している。しかし,ナノサイズ粉をサンプリングと同定における現在の困難な問題を海洋環境中のそれらの存在を評価し難くしている。ポリスチレンナノ粒子(PS NPs)が生態毒性研究においてnanoplasticsとして広く利用されており急性曝露についてはすでに研究済みであるが,海洋生物に対する長期毒性は知られていない。著者らの研究は,被食者と捕食者を二浮遊性種,緑色微小藻類Dunaliella tertiolectaおよびブラインシュリンプArtemia franciscanaの40nmのPSアニオン性カルボキシル化(PS COOH)と50nmカチオン性アミノ修飾(PS NH_2)NPの影響を評価し,それぞれを目的としている。曝露媒体中でのPS NP挙動をDLSにより決定したが,微細藻類と塩水エビに対する毒性はそれぞれ72時間成長阻害試験および14D長期毒性試験により評価した。さらに,ブラインシュリンプ幼生の成長および脱皮に関与する,標的遺伝子(すなわちclapとcstb)の発現は48時間ブラインシュリンプ幼生で測定した。曝露媒体中での二PS NP二プランクトン種への多様な毒性の異なる挙動が観察された。-COOHは,マイクロスケール凝集体(Z平均>1μm)を形成し,10μg/mlまでの50μg/mlまでの微細藻類の成長または塩水エビのそれに影響しなかった。しかし,これら負に荷電したNPsは,微細藻類に吸着され,塩水エビに蓄積した(と排出),被捕食者から捕食者へ潜在的栄養移動を示唆した。反対に,PS NH_2生成ナノスケール凝集体(Z平均<200nm),14d(LC_50=0.83μg/ml)で塩水エビにおける藻類成長(EC_50=12.97μg/ml)と死亡率の阻害を引き起こした。さらに,1μg/ml PS NH_2は有意にclapとcstb遺伝子を誘導し,48時間幼虫で以前に観察された生理学的変化(例えば脱皮の増加)を説明するばかりでなく,PS NH_2曝露塩水エビにおけるカテプシンL様プロテアーゼにより誘発されるアポトーシス経路を示唆した。これらの知見は,海洋プランクトンにnanoplasticsの長期毒性への最初の洞察を提供し,PSナノ粒子の挙動と効果を決定における表面化学の役割を強調し,吸着,成長阻害,蓄積,遺伝子調節と死亡した。長期終点の使用は,海洋プランクトン種にnanoplasticsの影響を評価する,リスク評価目的のための実際の曝露シナリオのより予測可能で貴重なツールとして同定されている。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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その他の汚染原因物質  ,  海洋汚濁  ,  動物に対する影響 

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