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J-GLOBAL ID：201702222620072181   整理番号：17A1815118

ピエル・ルイジ・ネルヴィの形成期における橋梁の建設とその背景

PIER LUIGI NERVI’S BRIDGES CONSTRUCTION IN FORMATIVE YEARS AND ITS BACKGROUND

著者 (1件)： 木村智 (京都大学大学院工学研究科建築学専攻)
資料名： 日本建築学会計画系論文集  (Journal of Architecture and Planning (Transactions of AIJ))
巻： 82  号： 740  ページ： 2713-2721(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： Y0894A  ISSN： 1340-4210  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ピエル・ルイジ・ネルヴィの形成期における橋梁の建設とその背景について検討した。ネルヴィは,技師養成学校のシルヴィオ・カネヴァッジ教授の授業で,ローマのリソルジメント橋について学び,ボローニャにある建設会社(SACC)では,ペシェ橋において「剛接合」を用いた一体的な建設形式を経験して,指導教官であったアッテリオ・ムッジャやフィレンツェ事務所のレオネ・ポッジから不静定構造物としての橋の建設技術を受容し,それを志向していた。しかし,ネルヴィはフランスのエヌビックやムッジャの経験主義に基づいた安全性に対する姿勢を単に受け入れたわけではない。ネルヴィは,それまでの経験だけに頼らず,科学的実証(数値化や載荷試験など)での安全性の確認が必要であるという考え方を形成し,その方法を模索していたことを明らかにした。

シソーラス用語： *構造物 ,  *鉄筋コンクリート ,  *許容応力 ,  *終局荷重 ,  *ヒンジ ,  接合部 ,  曲げモーメント ,  圧縮応力 ,  構造解析 ,  弾性限度 ,  *接合 ,  弾性力学 ,  橋台
準シソーラス用語： ピン接合 ,  剛接合 ,  弾性理論 ,  不静定構造物

著者キーワード (10件)： ピエル・ルイジ・ネルヴィ ,  SACC ,  戦間期 ,  不静定構造物 ,  鉄筋コンクリート ,  Pier Luigi Nervi ,  SACC ,  Interwar Period ,  Statically Indeterminate Structure ,  Reinforced Concrete

分類 (1件)： 橋梁工学一般  (RC06010Y)

引用文献 (5件)：

• 1) Olmo, Carlo and Chiorino, Cristiana(ed.) : PIER LUIGI NERVI Architettura come Sfida, SilvanaEditoria, 2010
• 2) Greco, Claudio : Pier Luigi Nervi Dai primi brevetti al Palazzo delle Esposizioni di Torino 1917-1948, Quart Edizioni, 2008
• 3) Iori, Tullia : Il cemento armato in Italia dalle origini alla seconda guerra mondiale, Edilstampa, 2001
• 4) Nervi, P. L., Gabriele Neri(ed.) : Ingegneria, architettura, costruzione Scritti scelti 1922-1971, CittàStudi, 2014
• 5) Nervi, P. L. : COSTRUIRE CORRETTAENTE Caratteristiche e possibilità delle strutture cementizie armate, Hoepli, 1955(Il ed. Aggiornata e rivista, 1965)

タイトルに関連する用語 (3件)： 橋梁 ,  建設 ,  背景