抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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製鉄用の高炉の適切な操業のためには,装入物である鉄鉱石,コークスおよび石灰の適正な配合と粒度の設定が必要である。これまでコークスについては40~80mm径のものが使用されてきたが,近年,少量の顆粒コークス(NC)の添加がより効果的であることが報告された。本稿では,このNCの利用に関する技術動向を纏めた。高炉性能に及ぼすNCの効果(高炉での透過性,還元速度,NC反応性,TRZ(熱保持域)温度),NCについての関連研究の必要性(装入物化学の効果,コークス中の炭素の秩序化(黒鉛化)と灰量,コークスの品質,混合装入物についての装入物分布),およびNC使用についての制約因子(コークス層厚み,炉の底部でのNC)について記した。