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J-GLOBAL ID:201702222669761916   整理番号:17A0570897

三相接触器(MCOK)絶縁試験準備作業の改善

著者 (5件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 36-39  発行年: 2017年05月01日 
JST資料番号: Z0898C  ISSN: 0919-6471  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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東京地下鉄(以下,東京メトロ)深川工場では,東西線,及び東葉高速鉄道の計600両の全般検査及び重要部検査の施行を主な業務としている。工場の組織は検査を行う装置別の3班と車両の総合テスト及び試運転担当の4班体制となっているが,今回は電機班の業務改善の一環として標記作業に取り組んだ。ここにMOCKとは,PMSM車両の制御装置と主電動機の間に設置された機器で,群開放を行うことと,PMSM制御特有の惰行時に発電してしまう電力が群開放時に主回路に流れないよう設けられた機器であり,現在,PMSM車両の絶縁試験準備作業において,ワニ口クリップによりMCOKの短絡を行っている。この短絡作業は,制御装置1台につき合計48か所と多い上にワニ口クリップの挟み損ねや取付間違いなどのミスが発生する可能性がある。そこで,MOCK短絡治具の製作を目標として試作を繰り返し,MOCKの端子取付ボルトの頭部に直接ネオジウム磁石で固定,短絡する治具を製作した。治具の構造を具体的に説明した。磁石が強力でしっかりと保持されるので治具の固定と電気的短絡が同時に行えるようになった。因みに,取付時の短絡時接触抵抗を計測したところ,平均値で0.03Ω(最大0.08Ω)と良好な結果が得られた。作業ミスの除去の他に作業時間も12分から2分に短縮された。
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分類 (1件):
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鉄道車両修理 
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