抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電気インピーダンストモグラフィーは,非侵襲的,低価格および迅速なイメージング技術であるために,現在ではリアルタイムモニタリングを可能とする唯一の医療イメージング技術と考えられている。しかしながら,長時間にわたるモニタリングには電極の迅速な装着,電極接触の不安定性,心臓のビートや血液循環による胸部のインピーダンス変化などの問題を解決する必要がある。本論文では,肺呼吸のモニタリングのための安定な電気インピーダンストモグラフィーシステムについて説明する。設計された高速で高精度のハードウェアシステムでは,次のような改良がなされた。(i)二重弾性バンドを用いた電極システムはすべての電極に均一な力を伝え,早く簡単に固定できる様に設計した。(ii)電極の不十分な接触を検知する方法と不十分な接触で得られたデータを取り扱う戦略を設計した。(iii) 得られた肺イメージを増強するための主要コンポーネント分析システムを心臓のビートや血液の流れによるノイズを効果的に除去するために用いた。最後に,4時間以上の呼吸モニタリングを行ない,設計されたシステムが肺呼吸の安定な連続モニタリングを可能とすることを示した。