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J-GLOBAL ID：201702222749585376   整理番号：17A0453613

マルチフェロイックビスマスフェライトセラミックのテルビウム誘起相転移と弱い強磁性【Powered by NICT】

Terbium-induced phase transitions and weak ferromagnetism in multiferroic bismuth ferrite ceramics

著者 (8件)： Koval Vladimir (Institute of Materials Research, Slovak Academy of Sciences, Kosice, Slovakia. [e-mail]) ,  Skorvanek Ivan ,  Durisin Juraj ,  Viola Giuseppe ,  Kovalcikova Alexandra ,  Svec Peter ,  Saksl Karel ,  Yan Haixue
資料名： Journal of Materials Chemistry C. Materials for Optical, Magnetic and Electronic Devices  (Journal of Materials Chemistry C. Materials for Optical, Magnetic and Electronic Devices)
巻： 5  号： 10  ページ： 2669-2685  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2383A  ISSN： 2050-7526  CODEN： JMCCCX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ビスマスに対する等原子価希土類イオンの部分置換は,高い電気抵抗率と強い磁気電気結合を持つ室温BiFeO_3ベースマルチフェロイック材料を開発するための最も有効な方法の一つである。しかし,それらの構造と性質は組成と処理感受性,その基礎となる機構は完全には理解されていない,であった。ここでは,スパークプラズマ焼結(SPS)で作製した多結晶Bi_1 xTb_xFeO_3(0≦x≦0.30)高密度セラミックスの構造的,熱的および磁気的性質について報告する。X線回折研究は,テルビウム含有量の増加x≒0.20 0.25で親の菱面体晶(R3c)極性相からの構造変態を誘導する斜方晶(Pnma)非極性相へのことを明らかにした。相補的Ramanおよびエネルギー損失近吸収端構造(ELNES)分光法研究は,遷移はBi-Oハイブリダイゼーションの進行性消失によって進行することを示している。Tb置換により長距離強誘電秩序の抑制とx≧0.25での強誘電性の損失はまた,示差走査熱量測定により確認した。高感度磁気測定はペロブスカイト構造のAサイトでの少量のTb~3+イオンの導入は室温で自発磁化の発生をもたらすことを示した。Fe3d-4p軌道混合と弱いFe3d-酸素2pハイブリド化の減少度,ELNESとX線近吸収端微細構造(NEXAFS)分析により明らかにされた,は電子構造の置換誘起変化はTbドープBiFeO_3における増強された磁化の原因であることを示唆した。強誘電秩序をもつ二相(R3c+Pnma)組成の中で,Bi_0 8Tb_0 2FeO_3化合物は残留磁化(M_r≒0.26emu g~( 1))の最も高い値は,この材料を磁気電気応用のための有望な候補を示した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 極性 ,  *ビスマス ,  磁気 ,  *テルビウム ,  多結晶 ,  原子価 ,  ドーピング ,  吸収端 ,  強誘電性 ,  斜方晶系 ,  三方晶系 ,  示差走査熱量測定 ,  電気抵抗率 ,  残留磁化
準シソーラス用語： マルチフェロイック材料 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  酸化物結晶の磁性  (BM06050E) ,  強誘電体,反強誘電体,強弾性  (BM05030B)

タイトルに関連する用語 (4件)： テルビウム ,  誘起 ,  相転移 ,  弱い強磁性