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J-GLOBAL ID：201702222754806528   整理番号：17A0545017

SCTPにおけるプライマリパスの切替に関する研究

A Study of Primary Path Handover in SCTP

著者 (4件)： 光家弘城 (広島工大) ,  LIU Xinzhuang (広島工大) ,  ZHAO Yue (広島工大) ,  森田圭介 (広島工大)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2017  号： DPS-169  ページ： Vol.2017-DPS-169,No.8,1-6 (WEB ONLY)  発行年： 2017年01月12日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,ストリーミング配信などの実時間性を伴う通信が増加している。このような通信を行うアプリケーションは一定以上の通信品質の確保を必要としている。しかし,TCPやUDPのようなトランスポート層プロトコルは1対1の通信を前提として設計されているため,アプリケーションによる複数のコネクションの管理を行わない限り,ネットワークの状態の悪化や切断に対応することは難しい。これらの問題に対応するには,端末が複数のIPアドレスを用いた通信を可能にするマルチホーム機能を持つトランスポート層プロトコルを利用する必要がある。これらの問題の対策としてマルチホーム機能を持つSCTPに注目した。SCTPは複数の通信経路の中からデータ転送に用いるプライマリパスと呼ばれる通信経路を選出し,それ以外をオルタネイティブパスと呼ばれるバックアップ用とする。通常のSCTPではプライマリパスは通信経路の状態を考慮せずに決定され,通信中の変更も行われない。本稿ではオルタネイティブパスの状態を考慮し,アプリケーションの要求するスループットを満たした通信経路をプライマリパスとして選択する手法を提案する。(著者抄録)

シソーラス用語： *プロトコル ,  *データ転送 ,  *経路選定 ,  *通信網 ,  情報配布 ,  ストリーミング ,  品質 ,  多重化 ,  バックアップ ,  スループット ,  番地指定方式 ,  評価試験 ,  通信障害
準シソーラス用語： SCTP ,  通信経路選定 ,  プライマリパス ,  ストリーミング配信 ,  通信品質 ,  マルチホーム機能 ,  IPアドレス

分類 (2件)： 計算機網  (JC03000K) ,  通信網  (ND07030A)

引用文献 (8件)：

• R. Stewart, “Request for Comments 4960 : Stream Control Transmission Protocol”, 2007
• 西山尚志, 樫原茂, 飯田勝吉, 山口英, “SCTP パス切り替えに関する研究 : プライマリパスの変更”, 電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク 102(693), pp71-76, 2003
• 十鳥幸祥, 舟阪淳, 石田賢治, 小畑博靖甘, “SCTP におけるパス切替え方式に関する考察”,電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク 103(493), pp19-24, 2003-12-05太田政宏, 西山尚志, 樫原茂, 飯田勝吉,山口英,
• SCTP のパス切り替えに関する研究 パス切り替えの振動の調査,電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム 102(691), pp65-69, 2003-02-27
• Manoja Dahal, Dilip Kr. Saikia, RTT Based Congestion Control and Path Switching Scheme for SCTP, Conference: Communication Technology, 2006. ICCT '06. International Conference

タイトルに関連する用語 (3件)： SCTP ,  切替 ,  研究