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J-GLOBAL ID：201702222758831136   整理番号：17A1639804

NMR緩和を伴う触媒不動態化の探索【Powered by NICT】

Exploring catalyst passivation with NMR relaxation

著者 (3件)： Robinson Neil (Department of Chemical Engineering and Biotechnology, University of Cambridge, Philippa Fawcett Drive, West Cambridge Site, Cambridge, CB3 0AS, UK. [e-mail]) ,  Gladden Lynn F. ,  D’Agostino Carmine
資料名： Faraday Discussions  (Faraday Discussions)
巻： 204  ページ： 439-452  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0377A  ISSN： 1359-6640  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： NMR緩和は最近,液体飽和メソ多孔質触媒内の吸着分子の表面動力学を探査するための新しい非侵襲的なツールとして出現した。そのような動力学の解明は溶媒和グリーンな触媒プロセスの研究開発にも特に関連する,生物資源からの化学物質と燃料の生産である。本論文で著者らは,メソ多孔性酸化物材料内の吸収液体の再配向動力学のプローブとしての高磁場~1H NMRスピン-格子緩和を用いたプロトコルを開発し実行した。メソ多孔性材料内部への液体の観測された緩和は,吸着した表面層に高感度であり,細孔表面でのスピンをもつ化学環境のタンブリング挙動への洞察を与えた。液相触媒系に関連した典型的な例として,広範囲の一般的な触媒担体の内での液体メタノールの移動度を調べた。特に,適当な相互作用パラメータの計算と比較により,表面ヒドロキシル基を置換する疎水性アルキル鎖によるこれらの表面動力学の変化を評価し,定量化した。著者らの結果は,吸着したメタノールの分子タンブリングは表面-吸着質水素結合相互作用の抑制による表面不動態化により強化されたが,非制限バルク液体のそれに向かうことを示した。不動態化に及ぼす細孔構造と表面化学を変えることの影響を説明する複雑な解析を検討した。提示された結果は,液相不均一系触媒作用への関心の表面での分子動力学の非侵襲的プローブとしてのNMRスピン-格子緩和測定の使用を明らかにした。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 細孔構造 ,  細孔 ,  *不動態化 ,  相互作用 ,  界面化学 ,  疎水性 ,  スピン-格子緩和 ,  *触媒 ,  プローブ ,  アルキル基 ,  液相 ,  酸化物 ,  分子動力学 ,  *NMR【磁気共鳴】 ,  脂肪族アルコール

分類 (3件)： 融解塩  (CB05050R) ,  光化学一般  (CB08010U) ,  原子・分子のクラスタ  (BH09030O)

物質索引 (1件)： メタノール

タイトルに関連する用語 (4件)： NMR緩和 ,  触媒 ,  不動態化 ,  探索