抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,テレビ番組を対象とした顔検出および顔認識手法を提案する。テレビ番組では,照明条件や出演者の顔の向き,表情が様々に変動するため,精度よく出演者を認識することが難しいという課題があった。そこで,目鼻の大まかな位置関係を考慮した2点間のガボール特徴の差分に基づいて,顔向きや表情変化の影響を軽減できる顔検出手法を提案する。また,顔検出に用いる判定器をカスケード型の決定木の構造とすることで検出精度と処理コストの両立を図る。さらに,検出された顔が誰であるかを判定する顔認識手法については,細かく分割した部分領域から求めた画像特徴を段階的に統合していくことで,顔特徴点が正確に検出できない場合でも,精度よく個人の差異が判別できる手法を提案する。実験では,実際のテレビ映像を用いて提案手法の有効性を検証する。また従来手法との比較実験により,提案手法の優位性を検証する。(著者抄録)